出産

バースプラン

妊娠中にバースプラン(出産全般の希望要望)を用いてどのようなお産がしたいのか、妊婦さん・ご家族のご希望を確認し、安全で満足なお産ができるようお手伝いさせていただきます。

「お産は安全」が当たり前ではなく、「安全なお産に向けて準備」することが大切です。お母さん自身が安産に向けて自己管理できるよう関わらせていただくこと、いざお産の際にもお母さん・赤ちゃん・ご家族・産科スタッフが一丸となり、万全な体制でお産をお手伝いさせていただくことで「安全で満足なお産」が実現されるよう努めています。

入院の時期

規則的な陣痛

おおよその目安 初産婦→10分以内、経産婦10~15分以内

破水

膜の破れる場所によっては尿漏れのような少量の破水もあります。判断が難しい場合は、連絡してください。

破水時には入浴・シャワーはせずに、清潔なナプキンをあてて来院してください。

おしるし・出血

陣痛

少量の出血であれば様子をみていただいて大丈夫です。判断が難しい場合は、連絡してください。

慌てずにご本人から病院へ連絡をお願いします。心配であればいつでも相談してください。

連絡先

病院電話番号 076-252-2101

診療時間内(9~17時)は、本館2階 産婦人科外来へお越しください。

上記以外の時間帯は、本館4階 産科センターまでお越しください。

電話の際、教えていただきたい内容

名前、予定日、何回目のお産か、上記陣痛や破水・おしるしの様子、来院までにかかる時間等

入院に必要な持ち物

  • 入院中に必要な持ち物一覧

    入院時に必要

    出産時に必要

    母子手帳

    診察券

    筆記用具

    入院時の書類(36週で配布されたもの)

    お箸、スプーン、コップ

    飲み物、曲がるストロー

    ティッシュ

    下着

    タオル

    スリッパ

    洗面用具

    陣痛中に使用したいもの、食べやすいもの

    アロマやクッション、音楽等快適グッズ

    産褥ショーツ(入院時2枚配布。洗い替えほしい方)

    生理用ショーツ

    前開きのパジャマ(別料金でレンタル可)

    夜用ナプキン(入院時配布分がなくなった後の使用分)

    母乳パット

    授乳用ブラジャー

    骨盤ベルト(必要な方)

    児の退院用のお洋服・肌着。おくるみ一式(退院までに)

    ※バスマット・ドライヤーは無料で貸し出しが可能です。

    ※CSセット(レンタル)をご利用の方は、リンスinシャンプー、ボディソープの貸し出しが可能です。

  • 入院時にお渡しするお産セット

    母用
    赤ちゃん用

当院での出産のご案内≪入院から出産まで≫

  1. LDR室

    当院ではLDRシステムでの出産をしています。LDRでは入院から分娩、回復期までを同じ部屋で過ごしていただけます。経過中のご主人もしくはお母様の付き添いも可能です。出産後状態が落ち着いていれば、2時間経ったら病室に移ります。

  2. 分娩の進捗・陣痛について

    原則的には自然陣痛で分娩経過をみますが、微弱陣痛で出産が長引いた時、破水して長時間経っても陣痛が来ない場合には、必要に応じて陣痛促進剤で分娩促進を行うことがあります。なお、無痛分娩は行っておりません。

  3. 出産時の立会いについて

    ご希望に応じて、ご主人かお母様の立会いが可能です。一緒に呼吸法をしたり、汗を拭いたり、水分補給をしたりと出産のサポートをお願いします。傍にいるだけで心強い力になるでしょう。

    立会い出産を希望されない方もいますので、バースプランを立てる際、夫婦で話し合ってみてください。

  4. 環境について

    お好きなアロマオイルを使用したり、音楽を聴きながら出産していただけます。お好きなアロマオイルや音楽、リラックスグッズ等があればお持ちください。部屋を暗くすることもできます。

  5. その他の処置に関して

    1. 会陰切開

      そのままでは裂傷が大きくなることが予測される時などは、会陰切開を行います。必要な際はお声がけさせていただきます。

    2. 便の処置

      分娩の進行を促す効果がありますが、基本便処置はしておりません。排便状態などにより考慮しますので、ひどい便秘の際はご相談ください。

    3. 分娩監視装置

      陣痛の強さと赤ちゃんの元気度を調べるため基本的には連続してつけさせていただきます。長時間の使用に苦痛を感じられる場合はご相談ください。

カンガルーケア

カンガルーケアとは、赤ちゃんとママの肌が直接触れ合うようママの胸に赤ちゃんを包み込むように抱っこすることをいいます。こうすることで赤ちゃんの体温や呼吸の安定が図られることや免疫力のアップが期待でき、母乳栄養が進むことが実証されています。

帝王切開術の方も病室に戻られてから、カンガルーケアができます。