石川県の民間病院 ドック健診・PET-CT・定位放射線治療「ノバリス」「ガンマナイフ」・ラジオ波治療・白内障・てんかん・結石治療は当院へ

浅ノ川病院グループ
医療法人社団浅ノ川

浅ノ川総合病院

076-252-2101

〒920-8621 石川県金沢市小坂町中83番地

外科

我々はがんの患者さんに全力で取り組んでいます

日本人の死亡原因の第1位は癌です。
その患者さんを一人でも救うために我々は病院を挙げて取り組んでいます。

診断に関してはマルチスライスCT(MDCT)、3.0テスラMRI、PET-CTなど最新の診断装置を用い消化器内科・外科・放射線科などが連携して行っています(図1~図4)

癌治療に関しては手術的に癌を全て取り去ることが最も根治的な治療と考えています。
我々は、患者さん個人個人の全身状態、癌の進行具合を考慮したオーダーメイドの治療をおこなっています。すなわち転移の可能性の少ない早期癌では縮小手術や機能温存手術を行っており、特に腹腔鏡あるいは胸腔鏡を用いた手術を積極的に取り入れています。
外科手術
鏡視下手術の風景

一方、生命の危険が差し迫った進行癌の治療には、きっちりとしたリンパ節郭清を伴う手術や拡大手術が必要で、そのためには豊富な手術の経験と癌を治すスタッフの情熱が要求されます。
我々はこれまで多くの拡大手術を手がけてきましたし、全国学会や研究会に積極的に参加し、最新の情報を取り入れ、癌の根治的治療を目指しています。
また手術を補助するものとして、世界最高の定位放射線治療装置(ノバリス)による放射線治療や抗癌剤治療などとも組合せて、個々の患者さんに最適な治療法(オーダーメイド医療)を提供できるよう努めています。
当院では麻酔科も完備され、安心して麻酔を受けていただけますし、術後の疼痛あるいは癌性疼痛にも十分配慮しています。

我々は最後まで癌の患者さん、御家族と向き合って最良の治療法を一緒に考えていきます。

マルチスライスCT(MDCT)胆嚢癌と膵腫瘍の合併症例
図1 マルチスライスCT(MDCT)
胆嚢癌と膵腫瘍の合併症例
(↑:胆嚢癌 | :膵腫瘍)
MDCTを利用したバーチャルエネマ像と支配血管像の合成大腸癌症例
図2 MDCTを利用したバーチャル
エネマ像と支配血管像の合成

大腸癌症例(黄色部分が癌の部位)
MRCP
図3 MRCP
総胆管結石症例
:総胆管結石)
PET-CT
図4 PET-CT
大腸癌症例
黄色部分が癌の部位)

対象疾患

食道癌/胃癌/大腸癌/肝臓癌/膵臓癌/胆道癌/肺癌/乳癌/甲状腺癌など
良性疾患 胆石/膵炎/ヘルニア/痔/虫垂炎など
腹部救急疾患 腹部外傷/潰瘍穿孔などの腹膜炎など

専門外来

乳腺外来

近年、日本において乳がんにかかる女性が急増しています。しかし、早期発見・早期治療により、多くの場合は再発することなく過ごすことができるようになってきています。
当外来では、女性スタッフによるマンモグラフィ装置や超音波装置などの画像診断機器を用い、早期発見に努めております。乳房について以下のような気になる症状が見られましたら、一度受診をお勧めいたします。

・乳房に「しこり」が触れる
・乳房に「痛み」を感じる
・乳頭から分泌物が出る

乳房の検査について
検査 内容
問診・視診・触診 患者さんのこれまでの経緯や、家族歴などをお聞きした後、皮膚や乳頭に異常がないか、左右対称かどうかなどをチェックします。
マンモグラフィ検査 乳房専用のレントゲン装置です。触診では診断できない小さなしこりや、しこりになる前の石灰化した微細な乳がんの発見に威力を発揮します。しかし、妊娠している方には適しておりません。
超音波検査 胸にゼリー状の液体を塗り、探触子(プローブ)を乳房にあて、超音波により乳房のしこりが良性か悪性かを調べる検査です。被曝のおそれがないため、妊娠中の方も安心して検査を受けられます。
その他 細胞診など、組織を取り出して腫瘍そのものの病理的診断を行う場合があります。

対象疾患

当外来では問診をはじめ、さまざまな検査を用いて病態を判断します。乳腺には意外と良性疾患が多く、自己判断ではその区別がつきにくい場合がほとんどです。

乳房に何らかの症状を感じたら、まずは当外来にて専門医にご相談ください。


疾患名 概要
乳がん 乳房の中にある乳腺(母乳をつくるところ)にできる悪性腫瘍です。乳腺組織の一部の細胞の遺伝子が、さまざまな要因を積み重ねて変異し、がん細胞となって増殖したものが乳がんとされています。
乳腺症 エストロゲンとプロゲステロンの分泌のアンバランスにより、乳腺の細胞にいろいろな変化が起こる症状です。30~40代に多く見られ、乳房内にしこりができたり、乳腺の一部がむくんだり、水がたまったり、痛みや張りを感じたりします。乳頭から分泌物が出ることもあります。痛みの強いときだけ治療の対象となります。
乳腺炎 細菌感染によって起こる乳房の病気で、赤く腫れたり、痛みや膿み、しこりなどが見られます。特に、授乳期に母乳が乳房内にうっ滞して炎症を起こすうっ滞性乳腺炎が多く、乳頭から細菌が進入すると化膿性乳腺炎となって膿みが出るようになります。乳頭にできた傷から細菌感染が起こることもあります。
線維腺腫 乳房の良性腫瘍で、10代後半から30代の人に多く起こります。ころころとした硬いしこりで、触ってみるとよく動きます。画像検査や針生検で線維腺腫と診断されれば、特別な治療は必要ありません。しこりが急速に大きくなる場合、局所麻酔で切除することもあります。
乳頭内乳頭腫 乳頭の近くの乳管内にできる良性の腫瘍で、乳頭からの出血や血液の混じった分泌物が出たりします。がんとの鑑別のために腫瘍を切除することもあります。
葉状腫瘍
(ようじょうしゅよう)
20~30代の人に比較的多く見られる、ころころとしたしこりです。最初は線維腺腫に似ていますが、2~3か月で急に大きくなります。葉状腫瘍には良性と悪性、どちらともいえないボーダーライン上のものがありますが、ほとんどは良性です。悪性と診断されると乳房切除が必要です。葉状腫瘍の95%が治癒しますが、少数ながら遠隔転移することもあります。また、良性でも再発を繰り返すうちに悪性になることもあるので、葉状腫瘍は注意深く経過を見ることが必要です。
乳がん検診について

当院は乳がんの検診実施医療機関です。
お住まいの役所・役場より検診の受診券などが届いた場合、そちらをご利用いただけます。
わからないことがありましたら、下記までお気軽にお問い合わせください

電話番号:076-252-2101(代) 外科受付まで
診察日:毎週月曜・木曜 午前(11時まで受付)

ヘルニア外来

当院では以前より鼠径ヘルニアに対する治療を積極的に行ってきましたが、2012年9月よりヘルニア外来を開設し、更に力を入れて治療に取り組んでいます。

鼠径ヘルニアについて

「鼠径部」とは太もも若しくは足の付け根の部分のことを指し、「ヘルニア」とは体の組織が正しい位置からはみ出した状態のことをいいます。「鼠径ヘルニア」とは本来ならばお腹の中にあるべき腹膜や腸の一部が、多くの場合鼠径部の筋膜の隙間から皮膚の下に出てくる下腹部の病気です。一般に「脱腸」と呼ばれている病気です。イメージとして、車のタイヤの弱くなった部分から内部のチューブが突き出ている状態に似ています。成人鼠径ヘルニアの場合、加齢によって鼠径部の筋膜等が徐々に弱くなっていくことが原因と考えられています。

 鼠径ヘルニアの分類
鼠径ヘルニアの分類
鼠径ヘルニアの症状

 初期の頃は立位時やお腹に力を入れたときなどに、鼠径部の皮膚の下に腹膜や腸の一部等が脱出して柔らかい腫れを自覚しますが、普通は指で押さえると引っ込みます。また鼠径部の違和感や不快感も伴うことがあります。腫れが急に硬くなったり膨れた部分を押さえても引っ込まなくなることがあり、お腹が痛くなったり嘔吐したりします。これをヘルニアの嵌頓(かんとん)といい、急いで手術をしなければ命に関わる状態です。このような状態になる前に病院を受診し外科医師の診察を受けることが望まれます。

鼠径ヘルニア嵌頓

  鼠径ヘルニア嵌頓(かんとん)

鼠径ヘルニアに対する診察

 症状の経過等を詳しく問診した後に腹部の診察を行います。患者さんにお腹の力を入れていただいたり、立位の状態で鼠径部の膨らみ部分を触診してヘルニアの状態を調べます。場合によっては超音波やCT等の検査を行うこともあります。

鼠径ヘルニアの治療法

 鼠径ヘルニアに対しては手術以外に治療方法がありません。最近は痛みも少なく短期入院で済む新しい手術方法が普及しており、当院でも導入しています。生活の質等を考慮すると、積極的に治療をした方が良いと思われます。

【当院で行っている鼠径ヘルニアに対する手術術式】
  1. ①腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術
    腹腔鏡手術は、お腹の中に腹腔鏡と呼ばれる高性能ビデオカメラを挿入し、映し出された画像を見ながら特別な手術器具を用いてお腹を開かずに手術をする方法です。腹腔鏡と手術器具を挿入するための小さな穴を開ける必要があります。基本的には臍部に1cm、左右側腹部に5mmずつの計3つの穴で手術を行います。
    鼠径ヘルニアの根治方法に関してはポリプロピレン製のメッシュという人工補強材を用いて鼠径部腹壁の補強を行っています。上記、 鼠径ヘルニア分類 の3か所の内、原因部位を含めた全てをカバー出来るため、将来的な再発の可能性を低く抑えることができる手術法と考えられます。
腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術
~腹腔鏡手術の優れた点~
  1. 傷が小さく痛みが少ない
    前方からのアプローチによる手術法に比べ傷が小さいため手術後の傷の痛みが少なくて済みます。このため早期離床が可能で入院期間も短縮されます。
  2. 診断が確実
    腹腔内から観察するとヘルニアの状態が確実に診断できます。術前にはっきりしなかった反対側のヘルニアを診断することも出来ます。両側の鼠径ヘルニアに対しても同じ傷で同時に手術をすることが可能です。
腹腔鏡手術の優れた点 ~腹腔鏡手術の問題点~
  1. 全身麻酔が必ず必要
  2. 前方からのアプローチによる手術と比較すると費用がやや高い
  3. 腹腔鏡操作特有の合併症が生じる可能性がある
  4. 腹部手術の既往があり癒着がある場合や腹水が貯留している場合等は手術が困難

 当院では平成7年に腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術を導入しています。経験豊富な医師が複数で手術を担当し合併症減少に努力していますので安心して手術を受けていただけます。

腹腔鏡手術の問題点
  1. ②前方アプローチによる鼠径ヘルニア根治術
    鼠径部の皮膚を切開し鼠径管を解放してヘルニアを修復する方法です。全身麻酔が不可能である方や、腹部手術既往等があり腹腔鏡手術が困難である場合に適応となります。4~5cm長の皮膚切開下に手術を行い腹膜前腔という筋膜下のスペースに人工補強材を挿入することで、先の 鼠径ヘルニア分類 における3か所を全てカバーすることが出来ます。
    状況によっては前方アプローチによる他の鼠径ヘルニア根治術を選択する場合もあります。
前方アプローチによる鼠径ヘルニア根治術

なお、上記どの手術術式が選択されても、傷は基本的に吸収される糸が用いられ皮下埋没縫合で閉鎖されますので抜糸の必要がありません。

手術後の経過

 手術後3日目以後に退院が可能となります。自宅での生活に自信が持てない場合は遠慮なくご相談ください。退院後は一度外来再診にて、傷の観察や術後経過の確認等に関する診察を受けていただきます。
 ~退院後の生活について~
  日常生活:自宅での生活は特に制限する必要はありません。入浴も普通に入っていただいて構いません。
  仕事:事務仕事は差し支えありません。重い物を持つ等お腹に力が加わるような仕事には、術後1か月ほどは避けた方が良いと思われます。
  スポーツ:激しいスポーツに関しては、術後1か月ほどは避けた方が良いでしょう。
  食事:手術による影響はありません。通常の食事で構いません。

 鼠径ヘルニアは非常に一般的な病気ですが初期の頃は症状も軽く、病院を受診しない患者さんが多数いらっしゃいます。病状が進行すると日常生活に支障をもたらすだけでなく嵌頓(かんとん)という命に関わる状態になることもあります。
 上記「鼠径ヘルニアの症状」の出現等、この病気が疑われる場合は、当院ヘルニア外来を受診し担当医に相談していただくことをお勧めいたします。

スタッフ紹介

氏名
専門分野
所属学会
認定資格

中野 達夫

副病院長
手術部部長
消化器外科
乳腺・内分泌外科
鏡視下手術
日本外科学会
日本消化器外科学会
日本消化器病学会
日本臨床外科学会
日本内視鏡外科学会
日本消化器内視鏡学会
日本腹部救急医学会
日本外科系連合学会
日本乳癌学会
日本静脈経腸栄養学会
医学博士
日本外科学会指導医・専門医
日本消化器外科学会指導医・専門医
日本消化器病学会専門医
マンモグラフィ読影認定医
金沢大学医学部臨床准教授

道輪 良男

一般外科
乳腺科
日本外科学会
日本乳癌学会
日本癌学会
日本静脈経腸栄養学会
日本感染症学会
日本外科学会外科専門医・指導医
日本乳癌学会認定医
日本がん治療認定医機構認定医・暫定教育医
インフェクションコントロールドクター(ICD)

尾島 英介

外来化学療法センター長
消化器外科
日本外科学会
日本消化器外科学会
日本臨床外科学会
日本消化器病学会
日本大腸肛門病学会
日本胃癌学会
日本腹部救急医学会
日本消化器内視鏡学会
医学博士
日本外科学会専門医
日本消化器外科学会専門医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
森 和也
浦本 秀隆
呼吸器外科

専門医制度と連携したデータベース事業への協力

一般社団法人 National Climocal Database のデータベース事業
浅ノ川総合病院 NCD

病院医療の崩壊や医師の偏在が叫ばれ、多くの学会や団体が医療再建に向けて新たな提言を行っていますが、どのような場所でどのような医療が行われているかが把握されていない状況では、患者さん目線の良質な医療は提供できません。そこで日本では、関連する多くの臨床学会が連携し、我が国の医療の現状を把握するため、『一般社団法人National Clinical Database』(以下、NCD)を立ち上げ、データベース事業を開始することになりました。この法人における事業を通じて、患者さんにより適切な医療を提供するための専門医の適正配置が検討できるだけでなく、最善の医療を提供するための各臨床現場の取り組みを支援することが可能となります。 詳しくはこちらをご覧ください。

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