東館4階病棟(人工呼吸センター)
2007年5月に、全国で2番目となる人工呼吸センターが開設しました。主に脊髄損傷や神経難病、蘇生後脳症により人工呼吸器からの離脱が困難となった患者さんが入院されており、ベッドは常に満床の状態です。
医師、看護師、介護福祉士、臨床工学技士、リハビリスタッフが協働し、人工呼吸器装着中の患者さんの安全確保と、患者さんや家族に寄り添ったケアに努めています。
塗谷センター長と病棟スタッフ
-
人工呼吸センターの取り組み
人工呼吸器が装着されている患者さんは、日常生活が制限されることが多くなります。その中でも、当センターの一番の特徴は、すべての患者さんに毎週入浴していただいていることです。入浴中も酸素が必要なため、医師の管理のもと酸素を送りながら入浴を行います。人工呼吸器装着下にある患者さんに入浴していただくことは人手が多く必要であり、容易ではありませんが、これは開設当初からの当施設の想いでもあり、現在も1日7~8人程の入浴を継続して行っています。
また、入浴以外にも、可能な限り患者さんやご家族の思いに添える支援を大切にしています。
「自宅の庭を見たい」「大切なペットに会いたい」「住み慣れた場所に少しでも帰りたい」といったご本人やご家族の希望に対し、医師・看護師・介護福祉士、臨床工学技士、リハビリなど多職種が連携し、安全性を十分配慮したうえで自宅への外出支援を行っています。
さらに、スピーチ(人工呼吸管理下での発語)や経口摂取訓練にも積極的に取り組んでいます。食事摂取が難しい場合でも、アイスやジュース、お菓子などの間食を楽しんでいただいている方もいます。また、四季を感じていただけるよう、お花見やクリスマス会などのレクリエーションにも取り組んでいます。
人工呼吸器を装着し、多くのことを諦め悲観に暮れている方もいると思います。可能な限りできることを提供し、心のケアを行える、温かい病棟にしたいと考えています。
