病院指標

病院情報公開について

病院情報の公表

令和5年度(令和5年4月1日~令和6年3月31日)に退院した患者さんの疾患、手術、病態などについての情報です。各指標は厚生労働省から指定された項目です。
急性期病棟のみの情報ではなく、一度でも急性期病棟(DPC対象病棟)に入院したことのある患者さん(※一部除外あり下記参照)が対象で、平均在院日数には急性期以外の病棟(地域包括、回復期リハビリ、療養病棟)の入院期間も含まれています。
全国平均は急性期のみの病院が多いため、急性期以外の病棟を有する当院では、長期療養を要する疾患は全国平均より長めとなっています。詳しくは、各診療科のコメントをご参照ください。

1.集計の条件と方法

  1. 対象患者

    当院を令和5年4月1日~令和6年3月31日までに急性期病棟に1回以上入院した退院患者

    対象外患者

    ・自費診療・労災・交通事故等の医療保険以外の患者

    ・一入院期間内に急性期病棟での入院が無い患者

    ・入院後24時間以内に死亡した患者

  2. 患者数

    総数4,226人

    ※各指標の患者数が10未満(0~9)の数値の場合は、-(ハイフン)を記入としてあります。(厚生労働省指定)

  3. 患者カウントの方法

    集計期間内に同一患者が複数回入退院した場合、退院回数分患者数として数えます。
    (例)浅野花子さん、4/1入院、4/3退院、10/1再度入院、10/31退院 この場合、患者数は『2人』となります。

  4. 平均在院日数

    急性期以外の病棟も含む入院日から退院日までの日数(入院日数の平均)

    ※地域包括、回復期リハビリ病棟、療養病棟に入院していた期間も入院日数に含みます。
    (例)急性期4/1~4/30→30日 回復期5/1~5/31日→31日 在院日数は30日+31日=61日となります。よって、回復に時間を要する疾患「脳梗塞」、「大腿骨頸部骨折」「誤嚥性肺炎」「慢性腎不全」などは急性期だけの病院および全国平均と比較すると当院の入院期間は長くなっています。

  5. 各指標の転院率

    転院:退院先が「他の病院・診療所への転院(入院)」となる場合です。

    転院率分母

    1. 診断群分類(DPC)別患者数等:各DPCコード別の全退院患者数

    2. 診療科別主要手術別患者数等:各手術別の全退院患者数

    3. 脳梗塞のICD10別患者数等:各ICD10別の全退院患者数

    4. その他(DIC、敗血症、術後合併症等の発生率):全退院患者数

    当院では、他の病院からの転院を受入れており、急性期治療後に元の病院へ戻られるため、誤嚥性肺炎、股関節・大腿近位の骨折、脳腫瘍の患者さんの転院率が高くなっています。

2.集計項目

  1. 年齢階級別退院患者数

  2. 診断群分類(DPC)別患者数等(診療科別患者上位5位まで)

    ※診断群分類(DPC)は、患者の傷病名と行われた医療行為等の組み合わせにより14桁で構成されています。

  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数

    ※定義等については患者数下のコメント欄をご参照下さい。

  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等

    ※定義等については患者数下のコメント欄をご参照下さい。

  5. 脳梗塞のICD10別患者数

  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別症例数上位5位まで)

  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

    ※定義等については患者数下のコメントをご参照下さい。

  8. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

  9. 血液培養2セット実施率

  10. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

令和5年度 浅ノ川総合病院 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 28 72 99 125 224 321 581 1136 1118 522
令和5年度退院患者数は4,226人(男性:1,978人、女性:2,248人)でした。うち60歳代以上(一般病棟入院時の年齢)の患者さんが3,357人(男性:1,545人、女性:1,812人)と全体の約79%を占めています。また、80歳以上が38.8%と比較的ご高齢の患者さんが多くなっています。10歳~50歳代の患者さんは20.5%で前年と比べ減少し、60歳~90歳代の患者さんが増えています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 75 31.33 20.6 12 85.64
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 70 19.19 13.52 4.29 83.37
0400800499x01x 肺炎等(市中肺炎以外かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 あり 53 24.7 21.51 1.89 89.3
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 39 10.72 8.75 2.56 78.62
0400800499x00x 肺炎等(市中肺炎以外かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 36 21.42 19.08 5.56 87.47
細菌などの感染による肺炎や加齢と共に正しく飲み込む(嚥下)機能が低下し、唾液や食べ物の一部が誤って気道に入ることで発症する誤嚥性肺炎の患者さんが多く、次に腎盂(腎臓の中の尿が通る部分)に細菌が感染することで起きる急性腎盂腎炎や尿路感染症の患者さんが多くなっています。当院は、介護施設と連携して患者さんの受入れも行っており、平均年齢の多くが80歳代後半となっています。また、急性期病棟での治療後、地域包括ケア病棟に転棟しリハビリを継続しながら退院までのサポートを行っているため平均在院日数が全国平均より長くなっています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010230xx99x4xx てんかん 手術なし 手術・処置等2 4あり 34 2.94 6.09 0 12.09
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 なし - - 6.07 - -
特徴として、てんかん治療を多く行っており、ビデオ脳波モニタリング、高分解能撮影可能な3T(テスラ)-MRI検査、PETやSPECTなどの核医学検査を行うなど正確な診断に努めています。北陸3県唯一のてんかん診療拠点機関として、てんかんの専門的診断から外科的治療まで行っています。てんかんの確定診断のために、他の医療機関からの紹介患者さんも積極的に受け入れており、2泊3日のビデオ脳波モニタリング入院が多くなっています。また、現在、県内外5病院の小児科の遠隔脳波判読を行い、地域のてんかん診療を担っています。
※患者数が10件に満たない場合は「‐」(ハイフン)で表示してあります。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 69 5.52 4.55 0 70.38
060035xx99x8xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 8あり 24 8.83 4.64 0 74.08
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 22 5.41 5.29 0 34.59
060040xx99x6xx 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 6あり 21 5.33 4.34 0 74.9
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 20 10.65 6.87 0 67.55
鼠径ヘルニアや虫垂炎、胆石による胆嚢炎の患者さんが多くなっています。手術は、開腹手術に比べて体への負担が少ない腹腔鏡下で多く行われています。がん治療では結腸、直腸の抗がん剤治療や切除手術を多く行っています。術後疼痛などの有害事象で退院後の生活の質が低下しないよう十分配慮し治療を行っており、平均在院日数が全国平均に比べて長くなっています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 115 59.67 25.5 7.83 84.57
160690xx02xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 経皮的椎体形成術 50 35.64 19.32 2 80.54
070370xx01xxxx 脊椎骨粗鬆症 経皮的椎体形成術 38 35.32 19.52 0 80.58
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 29 42.21 19.34 10.34 85.72
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし 29 7.38 4.76 0 56.86
高齢者に多い股関節、大腿近位の骨折が最も多く、次に胸椎、腰椎の脊椎骨折が多くなっています。脊椎骨折では、保存的治療の他、経皮的椎体形成術(BKP)を行っており、高い治療効果が期待できます。患者さんの多くは急性期病棟での手術治療のあと回復期病棟(回復期リハビリ病棟、地域包括ケア病棟)へ転棟しリハビリを継続するため、平均在院日数が全国平均より長くなっています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2 なし - - 2.82 - -
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし - - 3.93 - -
160200xx02000x 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 4.63 - -
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 9.88 - -
160200xx02001x 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 あり - - 6.3 - -
眼瞼下垂や良性腫瘍、外傷による顔面骨折などの患者さんへ手術治療を行っています。
※患者数が10件に満たない場合は「‐」(ハイフン)で表示してあります。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010010xx9906xx 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 6あり 242 3.54 4.26 10.33 67.43
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 21 14.71 8.38 19.05 69.76
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 16 62.31 19.09 0 67.69
010010xx9903xx 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 3あり 15 28.07 17.01 6.67 74.93
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 15 6.93 9.88 6.67 79.07
脳腫瘍への放射線外科治療(ガンマナイフやリニアック)を多く行っています。ガンマナイフやリニアックは開頭手術に比べ体への負担が少なく早期の退院が可能となります。次に、頭部打撲による外傷性脳出血や高血圧などが原因となる非外傷性脳出血が多くなっています。また、てんかん治療において、北陸3県唯一のてんかん診療拠点機関として、てんかんセンターを設けており専門的診断から外科的治療までを行っています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 16 6 5.93 0 44.06
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 12 8.67 9.24 0 48.42
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 12 5.92 6 0 36.58
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2 なし - - 2.96 - -
120220xx01xxxx 女性性器のポリープ 子宮全摘術等 - - 2.78 - -
子宮や卵巣の良性腫瘍、子宮頸部の悪性腫瘍の手術の患者さんが多くなっています。また、自然分娩の他、分娩異常の患者さんへ帝王切開手術も行っています。
※患者数が10件に満たない場合は「‐」(ハイフン)で表示してあります。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 162 2.23 2.54 0 74.08
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり 片眼 18 6.11 7.81 0 65.56
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 16 5.94 5.67 0 67.75
020210xx01x0xx 網膜血管閉塞症 増殖性硝子体網膜症手術 手術・処置等2 なし 10 5.9 8.6 0 60.4
020150xx97xxxx 斜視(外傷性・癒着性を除く。) 手術あり - - 3.08 - -
白内障の手術による入院が最も多く、次に、網膜剥離、黄斑症、網膜症となっています。他院から手術が必要な患者さんの紹介を積極的に受け入れています。いずれも平均在院日数が短く早期の退院が可能です。
※患者数が10件に満たない場合は「‐」(ハイフン)で表示してあります。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 28 5.29 4.73 0 65.93
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 19 6.79 7.53 0 16.26
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 17 4.53 6.02 0 47.29
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 16 5.31 5.51 0 37.38
030428xxxxxxxx 突発性難聴 14 7.93 8.55 0 59.57
めまいを主症状とした前庭機能障害が多く、次に扁桃肥大や慢性扁桃炎、扁桃周囲膿瘍や急性扁桃炎の患者さんが多くなっています。慢性副鼻腔炎の手術や突発性難聴のステロイド治療も行っています。
※患者数が10件に満たない場合は「‐」(ハイフン)で表示してあります。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010230xx99x4xx てんかん 手術なし 手術・処置等2 4あり 13 3.46 6.09 0 40
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 11 47.18 15.7 0 71.09
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 7.2 - -
010060x2990400 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 3、4又は5 - - 19.17 - -
010060x2990421 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 2あり 発症前Rankin Scale 0、1又は2 - - 29.26 - -
当院はてんかんの専門的診断から外科的治療まで実施している北陸3県唯一のてんかん診療拠点機関であり、小児科、脳神経外科と連携しながらてんかんの確定診断のためのビデオ脳波モニタリング入院やてんかん発作時の緊急入院及び紹介患者さんを積極的に受け入れています。また、脳梗塞の急性期治療も多く行っています。急性期治療後、回復期リハビリ病棟に転棟しリハビリを継続するため平均在院日数が全国平均より長くなっています。
※患者数が10件に満たない場合は「‐」(ハイフン)で表示してあります。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 - - 9.29 - -
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし - - 12.88 - -
080190xxxxxxxx 脱毛症 - - 3.31 - -
040150xx99x0xx 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術なし 手術・処置等2 なし - - 22.55 - -
080100xxxx0x0x 薬疹、中毒疹 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし - - 10.61 - -
帯状疱疹の患者さんが多く、次に蜂窩織炎などの膿皮症での入院が多くなっています。
※患者数が10件に満たない場合は「‐」(ハイフン)で表示してあります。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 46 2.02 2.44 0 72.07
110070xx03x20x 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 18 7.11 6.59 0 72.06
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病 なし 16 4.75 5.22 0 63.25
11022xxx99xxxx 男性生殖器疾患 手術なし 12 6.33 9.5 0 68.75
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 なし 10 7.4 6.85 0 75.8
男性罹患率1位の前立腺癌の確定診断のための前立腺生検の患者さんが多く、確定診断後は外来通院での放射線外科治療が行われています。次に膀胱癌に対して体の負担の少ない経尿道的膀胱悪性腫瘍手術が最も多く実施されており、その際、膀胱内に直接抗がん剤を注入することで高い治療効果が期待できます。また、腎・尿管結石の手術も行われています。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 16 25.56 11.49 6.25 80.06
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 14 11.71 7.57 0 69
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 13 39.38 20.6 30.77 91.38
0400800499x01x 肺炎等(市中肺炎以外かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 あり 10 25.6 21.51 10 86.9
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 10 37.1 17.38 20 85.2
当院は、人工透析を入院、外来合わせ約170人の患者さんに行っています。慢性腎不全の急性増悪や内科的疾患の誤嚥性肺炎や細菌性肺炎、心不全の患者さんが多くなっています。急性期治療後、地域包括病棟に転棟しリハビリを継続しながら退院までのサポートを行っているため平均在院日数が全国平均より長くなっています。
※患者数が10件に満たない場合は「‐」(ハイフン)で表示してあります。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - 12 12 13 1 8
大腸癌 - 12 18 36 11 88 1 8
乳癌 - 17 - - - - 1 8
肺癌 - - - - - - 1 8
肝癌 - - - - - 17 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
定義1:Stage(ステージ)とは、がんがどれくらい進行しているのかという進行度合を意味しています。ステージⅣが最も進行していることになります。
定義2:「初発」とは、当院において、がんの診断、初回治療を実施した場合を指します。
定義3:「再発」は当院・他院にかかわらず、初めての治療が完了した後に当院にて診療した場合や、がん治療後の再発や転移した場合を指します。
当院では大腸癌の患者さんが最も多く、次に胃癌、乳癌の患者さんが多くなっています。がん治療には、ステージに応じて、手術や抗がん剤治療、放射線外科治療を行っています。他院から手術後など治療後の経過観察目的の紹介患者さんも受入れているため、再発が多くなっています。一般的にステージが低いほど予後が良好といわれています。早期発見のためPET-CT検診なども行っています。
※患者数が10件に満たない場合は「‐」(ハイフン)で表示してあります。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 36 18.11 74.36
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -
定義1:対象年齢は20歳以上(成人) です。
定義2:市中肺炎とは、病院や施設外で日常生活をしていた人に発症した肺炎のことで、院内や施設内での発症は含みません。
定義3:重症度は入院時の肺炎の重症度分類(A-DROP:年齢(A)、脱水(D)、血液中の酸素濃度(R)、意識障害(O)、血圧(P))により分類したものです。
当院では中等症の肺炎で入院される患者さんが多く、特に高齢者は重症化しやすいため、早期に診断され、適切な治療が重要となります。
※患者数が10件に満たない場合は「‐」(ハイフン)で表示してあります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 112 60.83 79.91 7.75
その他 17 59.47 80 1.55
定義1:「3日以内」とは、発症した日から受診されるまでの日数です。
定義2:転院率は、転院患者数/各ICD10(疾患)ごとの患者数です。
定義3:転院は、退院先が他の病院・診療所への転院(入院)となった場合をいいます。
脳梗塞の入院では、発症してから3日以内と急性期の患者さんが多く、急性期治療の早期の段階からリハビリを行っています。当院は回復期リハビリ病棟を有しており、急性期治療の後、回復期リハビリ病棟へ転棟しリハビリ中心の治療を継続しています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 38 4.21 13.11 7.89 80.11
K7211 短3)内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 38 1.53 3.26 0 67.42
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 36 30.86 64.06 41.67 85.61
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 14 19.43 73.07 0 83.07
K654 内視鏡的消化管止血術 11 0.82 13.09 9.09 81.64
胆石や胆管癌など胆道の疾患に対し内視鏡的胆道ステント留置術や、大腸ポリープの内視鏡的切除が多く行われています。また、高齢者に多い経口摂食が困難な患者さんに栄養管理のため中心静脈注射用植込型カテーテル設置術や胃瘻造設術が行われています。栄養管理方法が決定したのち、慢性期医療を提供する療養病棟に転棟や転院することが多いため平均術後日数が長くなり、また転院率も高くなっています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 短3)腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 68 1.46 3.32 0 70.24
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 38 1.89 9.87 0 66.76
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 33 1.45 8.91 0 74.09
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 20 0.3 3.35 0 34.3
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 16 6.38 18.5 6.25 75.63
鼠径ヘルニア、胆石症などの胆のう疾患、虫垂炎の切除など腹腔鏡下での手術を多く行っています。腹腔鏡による手術は開腹手術に比べ手術による傷が小さく体への負担が少ないため、早期に離床・退院ができるという利点があります。また、がんや肝硬変などによってたまった胸水や腹水を体外に抜き、細菌やがん細胞などを取り除いた有用なタンパク成分を濃縮し静脈から戻す、胸水・腹水濾過濃縮再静注法を多く行っています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 106 3.92 51.03 5.66 83.05
K142-4 経皮的椎体形成術 93 5.47 30.96 1.08 81.09
K0811 人工骨頭挿入術(股) 47 5.85 59.06 6.38 85.3
K0462 骨折観血的手術(下腿) 42 4.26 16.6 2.38 64.81
K0821 人工関節置換術(膝) 25 2.08 45.52 0 73.76
高齢者が受傷することが多い大腿近位部骨折や胸椎、腰椎の圧迫骨折などの手術が多くなっています。手術後は急性期での治療の後、地域包括ケア病棟や回復期リハ病棟に転棟し、リハビリを中心とした治療を行っている患者さんが多いため術後日数が長くなっています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K333 短3)鼻骨骨折整復固定術 - - - - -
K2191 短3)眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) - - - - -
K0053 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上) - - - - -
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) - - - - -
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満) - - - - -
顔面打撲による鼻骨骨折の整復固定術や眼瞼下垂症手術、皮膚や皮下腫瘍摘出術が行われています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) 13 3.62 33.62 7.69 80.69
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 11 5.55 62.82 9.09 60.27
K181-5 迷走神経刺激装置交換術 - - - - -
K1742 水頭症手術(シャント手術) - - - - -
K1781 脳血管内手術(1箇所) - - - - -
慢性硬膜下血腫、脳腫瘍に対する手術が多く行われています。ガンマナイフなどの放射線外科治療で対応が難しい脳腫瘍については、開頭手術を行っています。また難治性てんかんに対する補助療法のひとつで迷走神経に電気刺激を与えてんかん発作を減少させる迷走神経刺激装置植込術や、水頭症に対し頭からお腹まで体内で管を通して脳の中にたまっている脳脊髄液を腹腔に流し排出するシャント手術を行っています。
※患者数が10件に満たない場合は「‐」(ハイフン)で表示してあります。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877 子宮全摘術 19 1 6.68 0 49.42
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 14 1 4.29 0 37.71
K872-31 短3)子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術(電解質溶液利用) 12 1.25 1.08 0 41.75
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 - - - - -
K867 短3)子宮頸部(腟部)切除術 - - - - -
子宮筋腫などの子宮の良性疾患に対して、開腹や腹腔鏡下での子宮全摘術や子宮手術用の内視鏡での切除術が多く行われています。また、卵巣腫瘍などの子宮附属器腫瘍に対して、腹腔鏡下での手術を多く行っています。
※患者数が10件に満たない場合は「‐」(ハイフン)で表示してあります。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 短3)水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 161 0.22 1.08 0 74.02
K281 増殖性硝子体網膜症手術 29 0.48 4.48 0 65.24
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 25 0.28 4.08 0 68.68
K2423 短3)斜視手術(前転法と後転法) - - - - -
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) - - - - -
白内障に対する眼内レンズ挿入術が最も多く、次に、硝子体手術、網膜症手術となっています。他院からの手術目的の紹介患者さんを多く受け入れています。
※患者数が10件に満たない場合は「‐」(ハイフン)で表示してあります。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 23 1.09 5.17 0 27
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 12 1.42 2.33 0 51.92
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 12 0.42 4.83 0 24.42
K331 鼻腔粘膜焼灼術 11 1.82 5.73 9.09 64.55
K370 アデノイド切除術 - - - - -
扁桃炎による高熱や咽頭痛を繰り返す患者さんに対する口蓋扁桃手術を多く行っています。また、慢性副鼻腔炎に内視鏡下鼻・副鼻腔手術を行っています。
※患者数が10件に満たない場合は「‐」(ハイフン)で表示してあります。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 31 1.52 4.71 0 74.48
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 16 1.75 2 0 63.25
K841-6 経尿道的前立腺吊上術(経尿道的水蒸気治療) 12 1 4.42 0 79.92
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 11 0.64 14.27 0 63.55
K007-2 短3)経皮的放射線治療用金属マーカー留置術 - - - - -
膀胱癌に対する経尿道的膀胱悪性腫瘍手術が最も多く、次に腎臓や尿管の結石に対し経尿道的尿路結石除去術が多く行われています。また、前立腺肥大に対し経尿道的前立腺吊上術(経尿道的水蒸気治療)が行われています。水蒸気を用いる治療法で「短時間」「体内に異物が残らない」など開腹手術に比べ体への負担が少ないなどの特徴があり早期離床、退院が可能です。
※患者数が10件に満たない場合は「‐」(ハイフン)で表示してあります。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) 14 2.29 9 0 69.64
K616-41 短3)経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) - - - - -
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 - - - - -
K608-3 内シャント血栓除去術 - - - - -
慢性腎不全の患者さんに対し血液透析に必要な内シャント造設術を行っています。また、造設した内シャントが狭窄や血栓によりうまく血液が流れなくなった場合に、経皮的シャント拡張術・血栓除去術を行っています。
※患者数が10件に満たない場合は「‐」(ハイフン)で表示してあります。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 12 0.29
180010 敗血症 同一 - -
異なる 30 0.72
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 13 0.31
異なる - -
医療の質の改善に資するため少しでも改善すべき傷病として、上記4傷病の発生率を算出しています。医療資源を最も投入した傷病名と入院のきっかけとなった傷病名が同一か異なるかで患者数の集計を行いました。播種性血管内凝固症候群(DIC)や敗血症は、がんや炎症性疾患、血液疾患などの重症疾患が原因となって起こる全身性の重篤な病態です。治療は症状や重症度に応じて適切な治療方法を組み合わせて行います。手術・処置等の合併症としては、透析患者さんのシャント閉塞、手術後の出血や感染症、眼内レンズや人工股関節の脱臼などがありました。手術や処置を行う際に起こりうる合併症は、完全になくすことはできませんが、事前に患者さんにはリスクについて十分な説明を行い、また合併症が起こった際には、最小限にとどめるため迅速に適切な対応をしています。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
558 533 95.52
肺血栓塞栓症は、深部静脈で形成された血栓が血流に乗って肺動脈を閉塞し、急性・慢性の肺循環障害を招く病態です。一般的にはエコノミー症候群として知られていますが、特に手術後に多く発症します。その症状は重篤かつ致命的となりうる病態でもあります。肺血栓塞栓症予防のガイドラインでは、発症リスクレベル「小」には早期離床や積極的な運動、「中」以上には、下肢への弾性ストッキングの装着や間歇的空気圧装置を用いるなどの医学的管理を行うことを推奨しています。当院ではリスクレベル「中」以上の患者さんであって、早期離床が可能な患者さんなどを除く95%強の患者さんに、肺血栓塞栓症の予防対策を行っています。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
970 811 83.61
抗菌薬を使用する際、投与開始時に血液培養検査を行うことが望ましいとされています。また、血液培養は1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療などを防止するため、2セット以上実施することが推奨されています。当院では血液培養検査の実施において、83%強の2セット検査が行われています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
385 240 62.34
近年、抗菌薬に耐性を有する薬剤耐性菌が出現し、難治症例が増加していることが世界的に問題となっています。不適切な抗菌薬の使用は、薬剤耐性菌の発生や蔓延の原因となることから、当院では抗菌薬適正使用支援チームを組織するなど、抗菌薬の適正使用を推進しています。適正な抗菌薬の使用のためには、正確な微生物学的診断が必要で、抗菌薬を投与する前に培養検査を実施することが推奨されています。当院の広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率には、腹腔内感染(胆道感染症、腹膜炎等)にあたる細菌培養を実施しにくい感染症が反映されていますが、抗菌薬開始後、処置や手術が実施された場合には、必要に応じて細菌培養を実施するよう努めています。
更新履歴
2024.09.25
公開
2024.09.30
修正