看護師【中途採用】
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募集要項
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スタッフの声
看護師
(外来)看護師 A.A さん
配属7年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
外来看護師として勤務して7年目になります。外来には多数の診療科があり、幅広い知識と技術を学ぶことができます。ベテランの先輩方に支えられ、子育て中の看護師にも理解のある職場環境です。
日々の勤務の中で、患者さんのわずかな変化に気づく力や、その患者さんを支えるための多職種連携の重要性を感じています。特に高齢の患者さんの場合、一人での来院や在宅生活が難しくなるタイミングを逃さず、家族や施設、地域と連携して支援することが大切だと実感しています。今後も、日常の言動や表情に注意を払いながら、細やかな関わりを心がけていきたいです。
この職種を選んだ理由、きっかけ
小学生の頃に骨折で入院した際、看護師さんの優しさに触れたことがきっかけで、看護師に憧れるようになりました。
仕事にやりがいを感じる時
救急搬送されて入院した患者さんが、元気な姿で外来に戻って来られた時や、自己注射の指導後に「ありがとう」と声をかけてもらえた時、自分の関わりが患者さんの力になれたと実感し、やりがいを感じます。
印象に残っている患者さんとのエピソード
血糖コントロールが不良の糖尿病患者さんに対して、自己注射の指導を行った際のことです。初めは不安そうでしたが、本人や家族が納得できるまで丁寧に関わり続けました。再診時には自信を持って自己注射に取り組み、血糖も改善。「食事にも気をつけるようになった」と笑顔で話され、家族も嬉しそうな様子でした。患者さんに合わせた支援や家族を巻き込んだ関わりの大切さを強く感じた出来事でした。
目指す将来像
患者さんやそのご家族の気持ちに寄り添いながら、不安を安心に変えられるような看護を提供していきたいと考えています。
1日の主なスケジュール
AM
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8:30-
8:45外来ミーティング
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9:00-
診察介助、問診、VS測定、検査説明、点滴・処置などの準備と実施、救急患者対応、検査案内、入院患者対応、自己注射指導
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11:30-
12:30交代で休憩
PM
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12:30-
診察介助、問診、VS測定、検査説明、点滴・処置などの準備と実施、救急患者対応、検査案内、入院患者対応、自己注射指導、翌日の患者の情報収集
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14:00-
17:00診察介助、問診、VS測定、検査説明、点滴・処置などの準備と実施、救急患者対応、検査案内、入院患者対応、自己注射指導、記録記入
看護師
透析センター 看護師 S.Y さん
配属3年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
透析センターで看護師として働き始めて、今年で3年目になります。透析センターでは、慢性腎不全により維持透析が必要となった患者さんの治療を行っています。
勤務を通じて気づいたのは、「患者さんとの信頼関係を築くことが、安心・安全な透析治療につながる」ということです。透析は患者さんご自身の生活習慣や自己管理が非常に重要であり、日常生活とも深く関わっています。そのため、透析中のケアだけでなく、生活面におけるアドバイスや指導も看護師の大切な役割です。患者さんと信頼関係を築き、会話を重ねることで、生活上の課題を発見し、それを改善へとつなげることができます。そのため、毎回の顔合わせでは自ら挨拶をすること、そしてオープンフロアで常に患者さんに見られているという意識を持って、日々の言動や態度に責任をもって行動するよう心がけています。
患者さん一人ひとりの思いや考え、ライフスタイルを大切にしながら、水分や食事の管理に関しても、本人に寄り添った提案をしていきたいと考えています。また、透析センターはオープンフロアで明るく和やかな雰囲気の職場です。困ったときや急な対応が必要なときには、すぐに先輩看護師に相談することができ、看護師の人数も多いため、さまざまな視点からアドバイスをもらうことができます。
自分では気づけなかったことを振り返る機会も多く、学びが多い環境だと感じています。今後も、常に学ぶ姿勢を忘れず、柔軟な視点を持てる看護師へと成長していきたいです。
この職種を選んだ理由、きっかけ
以前は化粧品や健康食品の販売に携わっていました。お客様と接する中で、健康に関する悩みを抱える方が多いことを知り、より深く、積極的に人の健康を支えられる仕事がしたいと感じたことが、看護師を目指すきっかけとなりました。
仕事にやりがいを感じる時
透析は週に3回行うため、患者さんとの関わりも継続的になります。その中で顔を覚えていただき、「いつもありがとう」と感謝の言葉をいただいたときに、大きなやりがいを感じます。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
印象に残っているのは、初めて長期で担当した患者さんへの内服支援を行ったときのことです。
その患者さんはご主人と二人暮らしで、どちらも軽度の認知症があり、内服を忘れてしまうことが課題となっていました。しかし、ご夫婦には「訪問サービスを利用したくない」という強い思いがありました。
そこで、患者さんとご主人のライフスタイルを踏まえた内服のタイミングを、医師と相談して調整・提案しました。結果として内服忘れが減少し、検査データも改善しました。患者さんからは「これなら忘れんね。いいのに変えてくれてありがとう」と感謝の言葉をいただき、患者さんとそのご家族の思いに寄り添った支援ができたことに、強いやりがいと喜びを感じました。
今後も、患者さんとの会話の中から思いをくみ取り、より良い支援ができるよう努めていきたいです。
目指す将来像
患者さんの思いや気持ちを引き出し、寄り添った支援ができる看護師を目指しています。そのためには、日々のコミュニケーションを大切にし、信頼関係を築きながら、患者さん一人ひとりに合ったケアができるよう努力を続けていきたいと思います。
1日の主なスケジュール
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8:00-
9:00申し送り、機器準備、情報収集、受け持ち患者の透析開始準備
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9:00-
10:00透析開始作業
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10:00-
14:30透析管理、透析終了作業
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14:30-
16:30申し送り、看護記録、カンファレンス、翌日の透析準備、その他業務
看護師
手術室 看護師 H.A さん
配属2年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
手術室で看護師として働き始めて2年目になります。術式や執刀医に合わせた準備、手術内容や器械の理解など、幅広い知識と事前準備の重要性を学びました。この1年で多くの手術に関わり、指導を受けながら少しずつ独り立ちできるようになりました。ただ、自分の行動に自信が持てない場面もあり、根拠をもった判断と行動を意識しています。また、周囲の手術の進行状況を把握し、チーム全体を見ながら行動する必要があります。緊急手術の際も、率先して準備を行うよう努めています。
病棟に比べ患者さんと関わる時間は短いですが、術前・術後訪問を通して、患者の不安や想いに寄り添う姿勢を大切にしています。
この職種を選んだ理由、きっかけ
人の役に立ちたいという思いと、医療ドラマで見た手術室の看護師への憧れから、看護師を志しました。
仕事にやりがいを感じる時
患者さんや先輩から「ありがとう」「助かる」と声をかけてもらえたときにやりがいを感じます。依頼された業務に応えることで、信頼されていると実感でき、励みになります。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
乳がんの手術を受けた患者さんが、麻酔から覚めて涙を流しながら「ありがとう」と言ってくれたことが心に残っています。術前は元気に話されていた方でも、実は大きな不安を抱えていたのだと気づき、患者の本当の気持ちに寄り添う大切さを学びました。
目指す将来像
・周囲の状況を見て積極的に行動できる看護師
・自分の行動に根拠を持ち、信頼される看護師
1日の主なスケジュール
AM
-
8:25
早出勤務者出勤 点呼・朝の仕事割り振り 申し送り
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8:30
日々の業務の報告 インシデント報告 管理者から伝達
滅菌業務
デッキ出し 前日の薬品使用状況の確認・請求 環境整備
(AM中からOPがある場合は手術の準備)
拘束勤務者出勤 係の仕事 前日の物品の片付け -
10:00
手術の準備
術前術後訪問 -
11:45
休憩
PM
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12:55
手術患者 入室準備
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13:00
患者入室
病棟Nsより申し送り モニタリング (点滴・抗生剤の確認・実施) 検温 麻酔導入後バルン挿入・弾性ストッキング・IPC装着 挿管介助 硬膜外麻酔介助 体位固定 保温 タイムアウト
術中介助(器械出し・外回り)
器械・針・ガーゼカウント 無菌操作 尿・出血量測定 モニタリング 記録
抜管介助 清拭・更衣 -
16:00
病棟Nsへ申送り
患者退室
術前術後訪問(訪室)
使用器械の洗浄 器械カウント 物品の片付け 実施入力 部屋の点検
手術延長時は交代・申し送り -
17:00
退勤
看護師
(急性期一般病棟)本館4階 看護師 I.A さん
配属2年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
本館4階病棟で看護師として勤務して2年目になります。整形外科急性期と産婦人科(産科センター)の混合病棟で、それぞれの診療科において幅広い看護を学ぶことができています。術後管理や日常生活の支援などを行う中で、患者さんの安全・安楽を第一に考え、多職種と連携しながら日々のケアを行っています。また、病棟の雰囲気はとても明るく、先輩後輩関係なく協力し合える環境にあり、チームの一員として患者さんに向き合えることに喜びとやりがいを感じています。
この職種を選んだ理由、きっかけ
小さい頃、祖母が入院した際に、付き添っていた私にまで優しく声をかけてくれた看護師の姿が心に残っています。患者さんだけでなくその家族にも寄り添う看護師の姿に憧れ、私もそのような存在になりたいと思い、看護師を目指しました。
仕事にやりがいを感じる時
術後のリハビリを通してADLが向上し、患者さんから「ここまで歩けるようになった。ありがとう。」と感謝の言葉をいただいたとき、看護師としての役割に自信とやりがいを感じます。患者さんの回復に直接関わることができる喜びを、日々の業務の中で実感しています。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
腰椎圧迫骨折で入院された患者さんとの関わりが特に印象に残っています。術後の夜間、排泄の介助でナースコールに応じた際、「夜中も大変なのに、ボタン押したらすぐ来てくれる。ありがとね。」という言葉をかけていただきました。患者さんからの感謝の言葉は、忙しい中でも看護の原点に立ち返らせてくれる大切な瞬間だと感じました。今後も、一人ひとりの思いに丁寧に応える看護を心がけていきたいと思います。
目指す将来像
患者さんが安心して入院生活を送れるよう、常に寄り添い、信頼される看護師でありたいです。どんなときでも「この人がいてくれてよかった」と思っていただけるような、頼れる存在を目指して日々努力していきます。
1日の主なスケジュール
日勤
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8:30
申し送り 点滴確認・準備 情報収集
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9:00
環境整備 検温 点滴管理 記録記入
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10:00
清潔ケア 検査出し 入院対応 など
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11:30-
12:30交代で休憩
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12:00
血糖測定 スケール確認 食事準備 配膳・食事介助 内服介助 口腔ケア
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13:30
検温 OPE出し 点滴管理 オムツ交換 体位変換
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14:00
カンファレンス
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15:00
OPEお迎え リーダーへ申し送り
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16:00
オムツ交換 体位変換 翌日の検査説明 ナースコール対応 など
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16:30
リーダーから夜勤者へ申し送り
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17:00
日勤勤務終了
夜勤
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16:30-
17:00申し送り
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17:00
点滴確認・準備 検温 体位変換
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18:00
血糖測定 体位変換 食事準備
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18:30
配膳・食事介助 内服介助
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19:00
下膳 口腔ケア ナースコール対応
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20:00
体位変換 オムツ交換 術後管理
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21:00
ラウンド 消灯 記録 点滴管理
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23:00
体位変換 オムツ交換
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0:30-
1:00準夜勤Nsから深夜勤Nsへ申し送り
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1:00
ラウンド
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2:00
体位変換 オムツ交換 術後管理
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4:00
体位変換 オムツ交換
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5:00
点滴更新 尿道留置カテーテル内の尿廃棄 採血・採尿検査 ナースコール対応
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6:00
検温
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7:00
体位変換 オムツ交換 血糖測定
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7:30
配膳・食事介助 内服介助 ナースコール対応
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8:30
申し送り
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9:00
記録 勤務終了
看護師
(地域包括ケア病棟)本館4階 看護師 Y.M さん
配属8年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
看護師8年目となり、これまで急性期病棟で勤務してきました。急性期では手術前後の症状安定や処置・治療が中心であり、スピードと正確な判断力が求められ、患者さん一人ひとりとじっくり関わる時間を確保するのが難しい場面も多くありました。
地域包括ケア病棟に異動してからはこれまでとは全く異なる看護のアプローチに触れ、多くの学びと気づきを得ています。この病棟では、退院後の生活を見据えた看護が重要で、医療的なケアに加えて生活支援や自立支援といった「暮らし」に寄り添う看護が求められます。
患者さんの生活背景、家庭環境、認知機能、ADLなどを多角的に捉え、「この方が退院後にどのような生活を送るか」を常にイメージしながら支援していく必要があります。また、リハビリスタッフや医療ソーシャルワーカーと連携し、チーム全体で退院支援に取り組む中で、看護師としての視点を活かした意見や調整が欠かせないことを実感しています。
在宅復帰や施設入所といった個々に異なるゴールを尊重しながら、「その人らしい生活」を支える看護の本質を学び直す機会となっています。
この職種を選んだ理由、きっかけ
看護師を目指したきっかけは、母に「手に職を」と勧められ、祖母には「人間の看護師のほうが動物看護師よりも儲かる」と言われたことが始まりでした。正直に言えば、初めは打算的な理由でしたが、学生時代に看護の学問的な深さと面白さを知り、就職後に患者さんとの関わりの中で、看護のやりがいや意義を肌で感じるようになりました。今では、この仕事を選んで本当によかったと思っています。
仕事にやりがいを感じる時
地域包括ケア病棟での勤務の中で最もやりがいを感じるのは、患者さんとそのご家族が望む退院先に無事に退院される瞬間です。リハビリを通じてADLが向上し、医療・介護サービスの調整や情報共有が順調に進んだ末に、退院当日に笑顔で病棟を後にされる姿を見ると、チームで積み重ねた支援の成果を実感し、大きな達成感を得ることができます。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
糖尿病教育入院で受け持ったある患者さんは、夫を亡くされた後から食生活が乱れ、内服の自己管理も難しくなり、独居での生活が困難になっていました。入院後の検査で関節リウマチが判明し、それに伴う痛みも血糖コントロールを悪化させていたことが分かりました。
治療により痛みが軽減し、ADLも改善。本人の意欲も高まり、血糖コントロールも良好になりました。その後、在宅サービスの調整を行い、無事にご自宅へ退院されました。この経験を通して、疾患だけではなく、患者さんの生活背景や心理面、社会的要因などを含めた全人的な視点で看護を行うことの大切さを改めて学びました。
目指す将来像
地域包括ケア病棟での経験を通じて、「生活」や「人生」に深く関わる看護の重要性を実感しました。今後は、これまでの急性期で培った観察力・対応力を活かしながら、地域に根ざした視点を持ち、患者さん一人ひとりがその人らしく生きるための支援ができる看護師を目指していきたいと思っています。
1日の主なスケジュール
日勤
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8:30-
朝礼、カンファレンス、環境整備、ポータブルトイレ更新
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9:00-
清潔ケア
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10:00-
点滴準備、検温、処置、点滴管理、入院・退院・転入対応、検査出し、シャワー浴
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11:15-
昼食準備、血糖測定、内服準備
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11:30-
12:30交代で休憩
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12:30-
食事セッティング・介助、内服与薬、口腔ケア
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13:00-
体位変換、検温、点滴管理、終わっていない清潔ケア
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15:00-
退院支援カンファレンス(週1)
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15:30-
オムツ交換、ポータブルトイレ更新、申し送り、記録、翌日の検査説明、点滴管理
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17:00-
勤務終了
夜勤
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16:30-
17:00申し送り
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17:00-
18:00内服準備、点滴準備、検温、血糖測定、経管栄養、夕食準備
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18:00-
夕食セッティング・介助、下膳、内服介助、口腔ケア・義歯洗浄、記録・検温
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20:00-
体位変換、オムツ交換、眠剤与薬、重症者再検、ポータブルトイレ更新
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21:00-
消灯、順番に食事休憩(仮眠は別に2時間)、リーダー板の修正、ナースコール対応、記録、点滴や内服の準備・確認、体位変換、緊急入院の対応、適宜ラウンド
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2:00-
体位変換、ラウンド
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4:00-
体位変換、オムツ交換、排液管理
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5:00-
点滴更新、検温、採血・採尿
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6:00-
モーニングケア、血糖測定、朝食の準備、義歯の洗浄
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7:00-
配膳、食事介助、内服与薬、口腔ケア、下膳
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8:00-
体位変換、点滴管理、ポータブルトイレ更新
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8:30-
朝礼、申し送り
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9:00-
記録、勤務終了
看護師
(急性期一般病棟)本館5階 看護師 S.Y さん
配属2年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
本館5階病棟で看護師として勤務し、2年目を迎えました。当病棟は消化器外科と整形外科の急性期病棟であり、手術や入退院が頻繁に行われるため、日々多忙ながらも活気にあふれた環境です。急性期病棟では、患者さんの容体が急変することも多く、迅速な判断と的確な対応が求められます。そうした中で、患者さんの回復を間近で見守り、回復の過程に関われることに、大きなやりがいを感じています。
この職種を選んだ理由、きっかけ
看護師である母の影響が大きかったと思います。幼い頃から母の働く姿を見て、「誰かの役に立つ仕事に就きたい」と漠然と考えていました。学生時代に医療や福祉について学ぶ中で、看護師という職業の専門性や人との深い関わりに魅力を感じ、この道を志しました。今、実際に患者さんと関わる中で、看護の奥深さとやりがいを日々実感しています。
仕事にやりがいを感じる時
急性期病棟では患者さんの状態が日々変化し、その回復を支えることが私たちの大切な役割です。手術後の回復過程を見守り、元気を取り戻していく姿に触れると、看護師としてのやりがいを強く感じます。特に、痛みや不安を抱えていた患者さんが笑顔を見せてくださる瞬間は、何よりも嬉しく、励みになります。また、チームで連携しながら患者さんのケアにあたることで、達成感や充実感も得られます。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
胃の切除術を受けた患者さんが、食事の内容や回数の変化に戸惑っておられた際に、少量の食事を複数回に分けて摂る方法や、よく噛んでゆっくり食べることの大切さをお伝えしました。患者さんのこれまでの食習慣を伺いながら、無理のない範囲で新たな食生活に慣れていただけるよう支援しました。退院前には「これなら食べられそう」と前向きな言葉をいただき、看護師としてのやりがいを感じた出来事です。
目指す将来像
患者さん一人ひとりの気持ちに寄り添い、安心感を与えられる看護師を目指しています。今後も知識と経験を深めながら、信頼される存在になれるよう努力していきたいです。
1日の主なスケジュール
AM
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8:30
情報収集、点滴準備、朝礼、夜勤スタッフからの申し送り、カンファレンス
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9:00
環境整備、患者さんへの挨拶
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9:30
バイタルサイン測定、検査への送り出し、清潔ケア
PM
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12:00
配薬、配膳、食事介助、口腔ケア
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13:30
オムツ交換、バイタルサイン測定、手術出し
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14:00
カンファレンス、処置、記録
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15:30
オムツ交換、手術迎え
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16:30
術後患者の状態観察、夜勤スタッフへの申し送り
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17:00
退勤
※業務内容は日によって異なりますが、患者さんの状態に応じて柔軟に対応しています。
看護師
(地域包括ケア病棟)本館6階 看護師 T.M さん
配属3年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
以前は急性期病棟で勤務しており、知識や技術の習得に加えて、迅速な判断力や対応力が求められる日々を過ごしていました。現在の本館6階病棟に異動してからは、患者さん一人ひとりにしっかりと向き合える時間が多くあり、看護の在り方に対する考え方が大きく変わりました。
この病棟では、毎週多職種でカンファレンスを行い、患者さんやご家族の希望に沿った退院支援ができる体制が整っており、看護師として寄り添い、考えることの大切さを改めて実感しています。看護師は「技術職」という印象が強かった私にとって、この病棟での経験は“心を尽くす看護”の意義を再認識させてくれるものとなりました。
また、病棟の雰囲気も非常に良好で、仕事中は協力し合いながら集中して業務を行い、休憩中はリラックスして過ごすなど、メリハリのある職場環境で働けていることも大きな支えとなっています。今後はこの環境の中でさらに知識や技術を深め、より一層、患者さんに寄り添った支援ができる看護師を目指していきたいと思います。
この職種を選んだ理由、きっかけ
医療ドラマを見ることが好きだったことがきっかけで、自然と「人を助ける仕事がしたい」と思うようになり、看護師を目指しました。
仕事にやりがいを感じる時
患者さんから「ありがとう」という言葉をいただき、元気に退院されていく姿を見ると、この仕事をしていて本当によかったと心から思います。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
重度の褥瘡を抱えた患者さんを多く受け持った際、検温や処置の場面でも単なる業務として行うのではなく、患者さんの思いに耳を傾けるよう心がけてきました。褥瘡の悪化を防ぐために体交枕を使い除圧に努めるなど、細やかな配慮を意識して関わった結果、患者さんに名前を覚えていただき、退院時には「高橋さん、本当にありがとうね」と声をかけていただきました。その言葉を聞いたとき、「今までの関わり方は間違っていなかった」と自信が持て、今後も患者さん一人ひとりに寄り添う姿勢を大切にしていきたいと思いました。
目指す将来像
看護技術の向上に努めることはもちろん、患者さんのQOLやADLの向上を視野に入れた支援を行い、心に寄り添える看護師でありたいと考えています。一人ひとりの想いや生活背景にしっかりと目を向けながら、その人らしい生活を支えられる看護を実践していきたいです。
1日の主なスケジュール
AM
-
8:30-
9:00清潔ケア
-
9:00-
申し送り、検温、処置、点滴管理、検査だし
-
11:00-
転棟、血糖測定
-
11:30-
12:30休憩
PM
-
12:30-
13:30食事介助、下膳、体位変換、配薬
-
13:30-
検温、処置
-
14:30-
カンファレンス
-
15:00-
15:30申し送り
-
15:30
勤務終了
看護師
(急性期一般病棟)本館7階 看護師 F.A さん
配属3年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
本館7階病棟で勤務し、3年目となりました。当病棟は急性期内科病棟であり、特別室も併設されているため、さまざまな疾患を抱える患者さんが入院されています。同じ疾患であっても、患者さん一人ひとりの性格や生活歴、既往歴は異なり、その違いをふまえた個別性のある看護の大切さを日々実感しています。
なかでも、糖尿病で入院される患者さんに対しては、退院後も継続して自己管理が必要となるため、入院中の指導や支援が非常に重要です。入院前の生活状況を丁寧に確認し、退院後の生活を見据えた看護を提供する必要があると感じています。血糖測定や自己注射の指導、栄養指導、服薬指導、運動療法など、多職種と連携しながら行うカンファレンスは、患者さんの状態を多角的にアセスメントする大切な機会です。
このような経験を通して、医療の知識や技術に加え、患者さんの生活や背景を含めて寄り添う姿勢が、より良い看護に繋がるのだと学びました。今後も、患者さんの疾患の回復だけでなく、その方が地域や家庭で安心して暮らしていけるような支援を行える看護師を目指していきたいと思います。
この職種を選んだ理由、きっかけ
幼いころ、ケガをした際に励ましてくれた看護師さんの優しさに触れ、「私もこんなふうに誰かを支えられる人になりたい」と思ったことが、看護師を目指すきっかけになりました。
仕事にやりがいを感じる時
全身状態が悪かった患者さんが元気を取り戻し、笑顔で退院される姿を見たときや、患者さんから「ありがとう」と感謝の言葉をいただいたとき、看護師としてのやりがいを強く感じます。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
進行性胃癌末期で、疼痛悪化により入院された患者さんとの関わりが印象に残っています。入院後は疼痛が強く、夜間にはせん妄の症状も見られ、患者さんの苦痛が続く状況でした。そこで緩和ケアチームや看護師間でカンファレンスを行い、薬剤の使用量や投与タイミングを多職種で検討した結果、疼痛とせん妄の症状を軽減することができました。
疼痛が緩和されたことで、患者さんは好きだった塗り絵を再び楽しむことができ、「その人らしい時間」を取り戻すことに繋がりました。この経験から、症状の緩和に努めることの大切さを学び、今後も患者さんが安楽に過ごせるようなケアを提供していきたいと強く感じました。
目指す将来像
どのような状況の患者さんであっても、その不安や思いにしっかりと寄り添い、一人ひとりに合った安心できる看護を提供できる看護師を目指していきたいと思います。
1日の主なスケジュール
日勤
-
8:30
ペアの看護師と受け持ち患者の情報交換、
点滴の確認、準備 -
9:00
清潔ケア、処置、検査出し、患者さんへの挨拶、
検温、点滴投与、内服確認、ナースコール対応、
入院・退院対応、転棟対応 -
11:30-
交代で休憩
-
12:00
血糖測定、インスリン注射、食事配膳、食事
介助、与薬 -
13:00
体位変換、検温
-
14:30
カンファレンス
-
15:00
おむつ交換
-
15:30
リーダーナースへ申し送り、記録記入、翌日の
検査説明 -
17:00
勤務終了
夜勤
-
16:30-
17:00申し送り
-
17:00-
18:00患者さんへの挨拶、検温、体位変換、血糖測定、経管栄養、ナースコール対応
-
18:00
食事配膳、インスリン注射、食事介助、与薬、経管栄養
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19:00
検温、点滴準備、点滴投与、記録、交代で休憩
-
19:30-
交代で休憩
-
20:00
おむつ交換、体位変換、眠前薬の投与
-
21:00
ラウンド、消灯、翌日の点滴や内服確認、緊急入院の対応
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23:00
体位変換、ラウンド
-
23:00-
交代で休憩
-
1:00
体位変換、ラウンド
-
4:00
おむつ交換、体位変換
-
5:00
点滴更新、尿道留置カテーテルの尿破棄、ドレーンの排液の破棄、検温、採血・採尿検査、ナースコール対応、記録
-
7:00
血糖測定、インスリン注射、食事配膳、食事介助、与薬
-
8:00
ラウンド
-
8:30-
申し送り
-
9:00
勤務終了
看護師
(人工呼吸センター)東館4階 看護師 I.R さん
配属2年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
東4階病棟では、すべての患者さんが人工呼吸器を装着しており、長期療養されている方が多く入院されています。その中で、患者さんの状態を見ながら自宅への一時帰宅を支援する取り組みは、患者さんやご家族にとって大きな安心と喜びにつながっており、強く印象に残っています。
また、医師が常駐しており、他職種と連携しながらケアを行う体制が整っているため、困ったときにすぐに相談できる環境に安心感を覚えています。
このようなチーム医療の中で、患者さん一人ひとりの生活や思いに寄り添った看護の大切さを改めて実感しています。
この職種を選んだ理由、きっかけ
両親が看護師だったことから、幼い頃から自然と看護師という仕事に興味を持ち、自分も人の力になれる職業に就きたいと考えるようになりました。
仕事にやりがいを感じる時
患者さんから「ありがとう」と感謝の言葉をいただいたときや、安心したような笑顔を見せていただけたときに、やりがいを感じます。小さな反応でも、自分の関わりが患者さんの支えになっていると実感でき、忙しい中でも看護の意味と価値を感じられます。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
人工呼吸器を装着し、経口摂取が制限されていた患者さんに、本人の希望を尊重しながら少量のゼリーを提供した際、最初は不安そうな表情だったものの、次第に笑顔を見せてくれた姿がとても印象的でした。治療だけでなく「その人らしい生活」や楽しみを支えることの大切さを強く感じた経験です。
目指す将来像
患者さんやご家族から信頼され、安心して頼っていただける看護師を目指しています。日々のケアを丁寧に行いながら、一人ひとりに寄り添った看護を実践し、さらに医療や看護の知識・技術を学び続けて、変化する医療現場にも柔軟に対応できる力を身につけていきたいと考えています。
1日の主なスケジュール
AM
-
-8:30
情報収集、吸入・内服薬準備
カニューレや胃瘻交換・他科診察の有無確認
定期検査・入浴の有無確認 -
8:30-
朝礼・管理者から報告聞く
夜勤者・CEから連絡事項聞く -
8:40-
夜勤看護師からの申し送りを医師と共に病室で聞く
検温や吸入・気管カニューレカフ圧測定
人工呼吸器設定表とともに人工呼吸器設定、生体モニター設定確認
ケア実施(陰部洗浄・全身清拭)
処置実施(摘便・軟膏処置・点眼・ガーゼ交換)
ME機器フィルター交換
胃瘻チューブ交換の介助 -
9:35-
入浴介助
入浴後のケア(着衣・気切ガーゼやカニューレホルダー交換・尿道留置カテーテル交換・軟膏塗布・整髪など) -
10:00-
吸痰・インスリン・内服薬準備
-
10:30-
内服薬注入・経管栄養施行・血糖測定・インスリン実施
-
11:30-
午前の患者状況を管理者に報告し休憩(休憩は11:30~12:30・12:30~13:30)
PM
-
12:00-
食事介助・与薬
-
12:30-
スタッフステーション内清掃
環境整備・おむツ交換・体位変換 -
13:00-
検温や吸入・気管カニューレカフ圧測定
人工呼吸器設定表とともに人工呼吸器設定、生体モニター設定確認 -
14:00-
カフアシスト介助・カニューレ交換や血ガス採取介助
-
15:00-
カンファレンス
翌日の検査・処置の準備 -
16:00-
医師の回診
吸痰・気管内チューブ交換 -
16:30-
夜勤者に申し送り
-
17:00
終業
看護師
(回復期リハ病棟)東館5階 看護師 N.A さん
配属3年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
東館5階病棟に配属されて3年が経ちました。この病棟では主にリハビリテーション科と整形外科の患者さんを受け入れており、日常生活機能の回復や、在宅・社会復帰に向けた「退院支援」を中心に行っています。患者さん一人ひとりの状態に合わせた生活環境や療養先の選定には、患者さん・ご家族に加え、リハビリ療法士・社会福祉士・ケアマネジャーなど、多職種との連携が欠かせないことを学びました。
この3年間、多くの出会いがありました。実際に働く中で、私が目指していた「個別性のある看護」「じっくりと関わる看護」「患者さんを一番近くで支える看護」が、まさにリハビリ看護に求められる姿であることを実感し、やりがいをもって働いています。
リハビリは一日で成果が出るものではなく、毎日の積み重ねが大切です。だからこそ、24時間そばにいる看護師として、日々の変化を一緒に感じ、支えられることに喜びを感じます。リハビリでできるようになった動作を病棟で繰り返し練習し、生活の一部として定着させていく。その過程を支援しながら、患者さんの希望する生活に少しでも近づけるよう、これからも関わっていきたいです。
この職種を選んだ理由、きっかけ
幼いころ病院に通うことが多く、笑顔で優しく接してくれた看護師さんの姿に憧れを持ちました。私も人に笑顔を与え、助けることができる仕事がしたいと思い看護師を志しました。
仕事にやりがいを感じる時
患者さんが少しずつ回復し、自分の足で笑顔で退院される姿を見ると、心から嬉しく感じます。「できなかったこと」が「できるようになる」過程を一緒に歩み、共に喜び合えることがこの仕事の大きなやりがいです。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
延髄梗塞で四肢不全麻痺となった患者さんを受け持ったときのことです。患者さんは「もう思い残すことはない。死ぬだけや」と話され、気力を失っているようでした。
ある日、いつも通り検温と清潔ケアを終え、退室しようとしたとき、患者さんの手がかすかに私の方へ伸びていることに気づきました。私はそっと隣に座り、目を合わせながら手を握りました。すると患者さんは「みんなよくしてくれるけど、手を握ってそばにいてくれたのはあんただけや。ありがとう」と、手を握り返してくれました。
この経験を通して、そばに寄り添い手を握るという行為が、安心感を与えるだけでなく、言葉にならない感情を引き出し、心を開くきっかけになることを実感しました。高齢の患者さんは、それぞれの人生経験や価値観を持っています。その人が大切にしてきたことや強みに目を向け、個別性のある看護を実践することの大切さを改めて感じました。
目指す将来像
手や心のぬくもりを通じた関わりの中で、患者さんが大切にしていることに気づき、私自身もそれを大切にできる看護師でありたいと考えています。「理解したい」という気持ちは、必ず相手に伝わり、信頼関係を築く第一歩になります。これからも自分の関わりを振り返りながら、患者さんの思いや持っている力を大切にし、一人の人間として心を通わせる看護を実践していきたいと思います。
1日の主なスケジュール
AM
-
8:30
申し送り
-
9:00
検温、清潔ケア、排泄介助、体位変換、処置
-
10:00
入浴介助、入院受け入れ
-
11:00
配膳、食事介助、服薬介助
-
11:30-
12:30交代で休憩
PM
-
12:30
下膳、口腔ケア、排泄介助
-
13:30
各種カンファレンス(リハビリ、退院支援、転倒、拘束、褥瘡、内服など)
-
14:00
処置、入浴介助、環境整備、記録
-
15:00
排泄介助、経管栄養準備
-
16:30
申し送り
-
17:00
勤務終了
看護師
(急性期一般病棟)東館6階 看護師 T.H さん
配属8年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
現在の病棟は脳神経外科・内科、耳鼻科、眼科、小児科など多様な診療科に対応しており、脳波モニターによるてんかん診療、ガンマナイフやリニアックを用いた定位放射線治療、一次脳卒中センターとしての役割など、専門性の高い病棟です。
配属されて8年目になりますが、それ以前は回復期リハ病棟で勤務していたため、急性期特有の入退院の多さ、急変対応、術後管理などの違いに最初は戸惑いました。しかし、多くのことを学び、疾患に応じた看護が提供できたときに成長を実感しました。
また、医師をはじめ多職種スタッフが患者さんにも職員にも親身に関わる職場環境が整っており、働きやすさを感じています。
この職種を選んだ理由、きっかけ
幼い頃から持病があり入退院を繰り返していたため、病院は身近な存在でした。高校生のときに看護師を目指していた先輩の影響もあり、自分も人の役に立ちたいと思い看護師を志しました。
仕事にやりがいを感じる時
患者さんが元気な笑顔で退院される姿を見ると、この仕事を選んで本当によかったと感じます。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
脳卒中の影響で身体状況が大きく変化した患者さんを担当した際、本人とご家族の思いを丁寧に聞き取り、他職種と連携しながら支援を行いました。最終的に希望通り自宅へ退院できた際、「あなたのおかげで帰れた。本当にありがとう」と言っていただき、とても心に残る経験となりました。
目指す将来像
患者さんに寄り添った看護を実践しながら、どのような状況でも冷静に判断・対応できる力を身につけ、患者さん・スタッフ双方から信頼される看護師を目指したいと考えています。
1日の主なスケジュール
AM
-
8:30
朝礼
-
8:40
環境整備、Nsセンターの清掃
-
9:00
点滴・OPE出し準備
-
9:30
各種カンファレンス
-
10:00
検温、処置、清潔ケア(陰部洗浄、おむつ交換、全身清拭)、体位変換、入院受け、検査出し、外来受診付き添い、OPE出し
-
11:30
経管栄養・内服薬準備、血糖測定
PM
-
12:15
配膳、食事介助、口腔ケア
-
12:45
ガンマナイフ治療送り出し
-
13:00
体位変換
-
13:30
検温
-
14:00
手足浴、洗髪、体重測定(週1回)
-
15:00
おむつ交換、体位変換
-
16:30
申し送り
看護師
(急性期一般病棟)東館7階 看護師 B.Y さん
配属6年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
東館7階病棟で勤務して6年目になります。内科・腎臓内科の急性期の患者さんを中心に受け入れ、糖尿病や透析導入に対する教育も行っています。緊急入院や処置も多く忙しい毎日ですが、スタッフ同士の協力体制が整っており働きやすい環境だと感じています。また、コロナ禍ではコロナ病棟としての運営も経験し、内科以外の疾患にも関わる中で多くの知識を得ることができました。
退院先が決まらない患者さんも多く、他職種と連携し、生活背景やADLを考慮したカンファレンスの重要性を実感しています。患者さんの退院後の生活をイメージしながら、日々の看護に取り組んでいきたいと感じています。
この職種を選んだ理由、きっかけ
高校生の頃に伯母を亡くした経験がきっかけで、看護師を志すようになりました。
仕事にやりがいを感じる時
入院時には症状が強く会話もままならなかった患者さんが、治療を経て元気に退院される姿を見た時に、大きなやりがいを感じます。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
呼吸困難のある肺炎患者様に対して緩和ケアを実施中、ご家族から「お茶の香りを嗅がせてあげたい」との希望がありました。意識が朦朧とした中で、スポンジブラシにお茶を浸し、看護師の見守りのもと家族と一緒に口腔ケアを行いました。患者さんだけでなくご家族の思いに寄り添い、ケアに参加していただけたことで、満足感や苦痛の軽減に繋がったと感じました。今後も患者・家族の声に耳を傾けた看護を心がけていきたいです。
目指す将来像
入院中の不安や落ち込みの中でも、「あんたの声を聞くと元気が出る」と言ってもらえた経験を大切にし、笑顔と明るさで患者さんに安心感を与えられるような看護師を目指していきます。
1日の主なスケジュール
AM
-
8:30
申し送り
-
9:00
環境整備・清潔ケア・検査出し
-
10:00
点滴確認・検温・患者さんへの挨拶、予約、緊急入院、退院、転棟患者の対応、ナースコール対応・カンファレンス
-
11:00
体位変換
-
12:00
配膳・食事介助・与薬・口腔ケア
PM
-
11:30-
13:30交代で休憩
-
13:00
体位変換・オムツ交換
-
13:30
カンファレンス
-
14:00
検温・緊急入院患者の対応、処置介助・ナースコール対応
-
15:30
体位変換・オムツ交換
-
16:00
申し送り・点滴確認・検査説明・記録
-
17:00
勤務終了
看護師
(療養病棟)西館3階 看護師 K.Y さん
配属2年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
西3階療養病棟に異動して2年が経ちました。以前は急性期病棟で働いていたため、療養病棟は比較的穏やかな環境だと思っていましたが、実際は医療処置やケアが多く、日々時間に追われています。看護体制は20対1で、介護福祉士との連携が非常に重要です。
ケアや環境整備、カンファレンスなどを協力して行い、長期入院患者さんに安心・快適な療養生活を提供することが強みだと感じています。また、多職種で関わることで、さまざまな視点からの支援が可能となり、それが患者さんの刺激にもなればと思っています。
この職種を選んだ理由、きっかけ
小学生の頃に入院した経験がきっかけです。当時は両親と離れて寂しいはずでしたが、祖母と優しい看護師さんのおかげで安心して過ごせました。この経験から、病気で苦しむ人の力になりたいと思い、看護師を目指しました。
仕事にやりがいを感じる時
若手看護師や看護学生の指導を通して、彼らの成長を実感できたときに、大きなやりがいと喜びを感じます。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
新人時代、ある患者さんのご家族から「母が一番優しい看護婦さんだと言っていました」と感謝の言葉をいただきました。毎日が必死だった自分にとって、その言葉は何よりの励みとなり、25年以上経った今でも看護師を続ける支えになっています。
目指す将来像
病棟スタッフの育成に力を入れ、個々のスキル向上やキャリアアップにつながる支援をしていきたいと考えています。
1日の主なスケジュール
日勤
-
8:30-
9:00カンファレンス、環境整備、申し送り、指示確認、点滴確認と準備、内服薬・経管栄養の確認と準備
-
9:00-
10:00清潔ケア、透析患者さん透析だし、機械浴開始、入浴のための準備(入浴前の吸痰、CVポート針抜去、CV挿入部保護)
-
10:00-
検温、吸痰、入浴終了後の患者処置(CVポート挿入、褥瘡、テアの処置)、点滴投与、転棟対応、経管栄養準備・投与
-
11:30-
12:30交代で休憩
-
11:40
昼食の準備、食事介助、与薬
-
13:00
経管栄養片付け、吸痰、透析終了患者さんの検温・食事介助、記録
-
14:00
おむつ交換、体位変換
-
15:00
吸痰、経管栄養準備、経管栄養投与
-
16:00
最終見回り、検温
-
16:30
申し送り、記録、翌日の点滴確認・検査確認・処置準備
-
17:00
勤務終了
夜勤
-
16:30-
17:00申し送り
-
17:00-
17:40患者さんへ挨拶、検温、点滴確認、血糖測定、食事準備
-
17:40-
19:00食事介助、与薬、吸痰
-
19:00
おむつ交換、体位変換
-
20:00
検温、点滴投与、眠前薬投与
-
21:00
ラウンド、消灯、ナースコール対応、記録、適宜休憩、翌日の内服や点滴確認
-
22:00
体位変換
-
23:00
ラウンド、吸痰、適宜休憩
-
1:00
おむつ交換、体位変換、吸痰
-
4:00
点滴準備、吸痰、経管栄養準備、実施
-
5:00
点滴更新、検温、採血ナースコール対応
-
6:00
吸痰、血糖測定、食事準備
-
6:45
配膳、食事介助、与薬、下膳
-
7:30
検温、記録
-
8:30
申し送り
-
9:00
勤務終了
看護師
(療養病棟)西館5階 看護師 I.A さん
配属3年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
急性期病棟から療養病棟に異動して3年目になります。以前は治療を終えた患者さんが退院されることが多かったですが、療養病棟では長期入院の方が多く、日常生活の援助や小さな変化への気づきが看護の中心です。コミュニケーションが難しい患者さんも多いため、日々のケアを通してわずかな変化を見逃さない観察力が重要だと実感しました。また、介護士や多職種との連携も欠かせず、患者様の変化に気づき合いながら、チームでケアを行うことが印象的でした。患者さんのご家族との関わりも大切にし、面会時には状態を丁寧に伝えるよう心がけています。
この職種を選んだ理由、きっかけ
保育園の頃から「看護師になりたい」という夢がありました。職場体験で、患者様から信頼される看護師の姿を見て、自分も人の役に立ちたいと強く思うようになりました。
仕事にやりがいを感じる時
患者さんの悩みや思いを受け止め、「ありがとう」と感謝の言葉をいただいた時に、看護師としてやりがいを感じます。笑顔を見られた時は特に嬉しく思います。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
急性期病棟でがん患者さんを担当した際、最初は心を開いてもらえませんでしたが、継続的に関わることで「本当は怖い」と本心を聞くことができ、信頼してもらえたと実感した経験が印象に残っています。
目指す将来像
患者さんの小さな変化にも気づけるような、寄り添う看護ができる看護師を目指しています。スタッフとも協力しながら、より良い療養環境をつくっていきたいです。
1日の主なスケジュール
AM
-
8:30
申し送り
-
8:45
清潔ケア、体位変換、透析センターへの送り出し
-
9:45
検温、点滴実施、吸痰、経管栄養投与、処置など。
-
11:30
血糖測定、配膳、食事介助
PM
-
12:30
ナースセンター内掃除、吸痰、記録、透析センターからお迎え
-
13:30
おむつ交換、体位変換
-
14:00
カンファレンス、記録
-
15:30
吸痰、検温、経管栄養投与、必要時点滴