看護師【新規採用(新卒・既卒)】 三次募集
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募集要項
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スタッフの声
看護師
(外来)内科 看護師 N.A さん
配属2年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
外来に勤務となり2年が経過しました。私が所属する内科外来では、総合初診、消化器内科、腎臓内科、循環器内科、呼吸器内科、内分泌内科、精神科、血液内科、感染症内科、膠原病・リウマチ内科など多岐に渡る幅広い患者層に対応しています。診療開始前には再診の確認を行い、来院している人が診察の受付ができているか確認します。待ち時間の配慮や重症な患者さんの場合は、緊急性に応じた対応や、様々な部分に目を配り、迅速で臨機応変な対応が求められる場所です。また、患者さんの理解、認知症の具合により生活指導の内容も異なるため患者さん個々に応じた支援が重要です。入院時には問題点を抽出し申し送り、退院後の外来通院では、どのようなサポートが必要かなどの病棟看護師との情報共有が重要です。カンファレンス参加や病棟との連携で患者さんに、よりよい看護を提供して行いたいと思います。
この職種を選んだ理由、きっかけ
私が小学生の時、妹がおぼれて呼吸が止まり入院しました。その時に看護師の必死な救命処置により妹は一命を取り止めました。その時に妹の命を救ってくれた看護師には、とても感謝しています。また、看護学校の時に看護師になることを応援してくれた親戚の方が、看護師の国家資格の合格報告をする前に突然亡くなりました。私がいろんな人の悩みに寄り添い、よりよい看護を提供し、看護師として様々な人を救うことが、その人への感謝と恩返しだと思っています。
仕事にやりがいを感じる時
元気に外来通院に来られて、「あの時はありがとう」と笑顔を向けられたときや、患者さんの苦痛が軽減できたときに安堵の表情を浮かべたときやりがいを感じました。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
当院で様々な疾患を抱えながら定期通院している方がいます。診察室で介助する中、調子がいいとき、悪いときの些細な変化がないか観察しながら診察の介助を行い患者さんとのよりよい関係性が築けたと思った矢先、体調不良を訴えられました。顔色が悪く、普段の表情と異なると感じたため、症状を聞き、医師に報告しました。診察の結果、心筋梗塞と診断され、当院と連携する他病院で無事カテーテル治療を受けることができました。その方は治療を終え、後遺症も少なく無事元の生活に戻ることができています。日々の関わりで体調の変化を観察しておくこと、一人一人に丁寧に対応し関係性を築き、変化に対しての迅速な対応の大切さを学ぶ機会でした。これからも患者さんが安心して治療をうけられるように日々努めていきたいと思います。
目指す将来像
多職種と連携を行い、患者さんが安心して外来通院できる環境を整えたいです。
1日の主なスケジュール
AM
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-8:20
外来の準備
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8:20
外来全体カンファレンス 申し送り 情報共有
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8:40
内科外来の申し送り カンファレンス
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9:00-
午前中の各科診察 処置介助 検査 病棟患者の診察
救急車で運ばれた患者の対応 新規患者の問診~診察 -
12:30-
13:30休憩
PM
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13:30-
午後の診察準備
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14:00-
午後の各科診察 処置介助 検査 病棟患者の診察
救急車対応 状況に応じて入院になる患者の対応
翌日の患者の情報収集 検査のチェック -
6:00-
環境整備 清掃
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17:00
内科外来で診察途中を救急へ申し送り
看護師
健診センター 保健師 Y.S さん
配属2年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
入職して感じた当院健診センターの利点は、検査や診察がとても丁寧に行われていることだと感じました。また、当院の特徴としては、すこやか健診を受けに来る方が多く、地域に根ざした、地域の方に信頼されている病院であるとも感じています。
今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、春からの健診者数が減少しました。そこで、私たちに今できることは何か考え、来年度以降に運用を開始しようと考えていた健診当日の特定保健指導をできるだけ早めに開始できるよう準備を進め、8月より健診当日の特定保健指導を開始しています。特定保健指導とは、特定健診の結果から、生活習慣病の発生リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が大きく期待できる方に対して、保健師が生活習慣を見直すサポートをするものです。受診者の健康支援を行うことができること、医療費の削減につなげることができることとともに、病院へ収益の増加に貢献できることにやりがいを感じています。
健診受診者には早く終わらせて帰りたい人、その日のうちにしっかり結果を聞いて納得して帰りたい人などニーズも様々です。浅ノ川総合病院の親切・丁寧な風潮を守りながら、受診者1人1人に満足していただき、次回も当院で健診を受けたいと思っていただける様な健診を提供していけるよう、健診センターのスタッフ、健診業務に携わる他部門他部署のスタッフと連携していきたいと思っています。
この職種を選んだ理由、きっかけ
子供の頃、看護師のドキュメンタリー番組をみたのが看護の道に進んだきっかけです。病気の方の看護にもやりがいを感じましたが、病気で苦しむ患者さんをみて、病気になる前にできることはないのかと思い、病気の予防に関心を持ち現在は保健師として働いています。
仕事にやりがいを感じる時
特定保健指導を実施した受診者さんの生活習慣改善が習慣化され、体重が減少・データ改善した時です。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
1泊ドックを利用した受診者さんの肝機能検査の結果が異常値のため、生活改善の保健指導とともに内科受診を促しました。生活改善後に外来受診した受診者さんにたまたまお会いすることができ、「おかげさまでデータも良くなって治療は必要なかった、ありがとう」という言葉をいただけました。この病院で働きだして初めて外来診療につなげ、指導の成果まで確認できた受診者さんだったのでとても印象に残っています。
目指す将来像
様々な診療科を兼ね備えた病院にある健診センターで働かせていただけることに感謝しています。この利点をしっかりと活用し、病気予防の保健指導、健康相談から、健診受診後に医療介入が必要な方には受診につなげていくアフターフォローまで自信を持って提供していける保健師を目指していきたいです。
1日の主なスケジュール
日帰り健診
(健診センター)
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8:20-
健診受付開始
検温、問診確認、血圧・身体測定、診察介助、検査案内
特定保健指導(対象者の把握、準備・実施)
環境整備 -
12:30-
13:30休憩
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13:30-
情報収集、問診入力
特定保健指導継続支援
(電話、手紙の作成、データ処理等) -
16:40-
環境整備
1泊ドック
(本館7階)
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8:20-
問診 検温
ドック部屋案内
血圧・身体測定
検査、検査案内
結果説明 保健指導 -
12:30-
13:30休憩
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13:30-
検査案内、診察介助
保健指導
ドック部屋環境整備
看護師
透析センター 看護師 M.H さん
配属2年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
透析センターに入職し、約2年が経ちました。透析センターでは、主に腎炎や急性腎障害、糖尿病性腎症、腎硬化症、多発性嚢胞腎などが原因となって引き起こされる慢性腎不全により、維持透析が必要となった方の治療を行っています。また、患者さんに応じて透析方法も変えており、患者さんの状態に合わせた治療の提供も行っています。
透析を開始するときや終了するときには時間に追われ、慌ただしい時もありますが、スタッフ間で協力し助け合いながら日々業務を行っているので、とても働きやすい環境だと感じています。また、業務中に困った事があっても先輩看護師に相談しやすく、相談するとすぐにアドバイスを頂くことができます。そのため、自分の行動を振り返ることができ、次の機会に生かせることが多く、学びがたくさんあります。
透析センターで働き気づいた事は、患者さんが自宅での自己管理を継続できるよう支援することで安全・安楽な透析治療を提供できるということです。患者さんの自己管理が不良だと、透析時に通常通りの看護を行っても、患者さんにとっては苦痛を感じる透析となってしまいます。そのため、患者さん一人一人のライフスタイルを考慮したうえで、思いや考えを聞き、無理のない範囲での水分・食事管理を提案していきたいです。また、患者さんの体調や症状だけでなく、身体所見や血液データ、レントゲンや内服薬など様々な情報を分析し患者さんの状態を適切にアセスメントできるよう努力していきたいです。
この職種を選んだ理由、きっかけ
看護師という職業を一番初めに意識し始めたきっかけは、姉が看護師を目指していることを知ったときです。昔から姉の影響を強く受けていたので、姉が看護師になるなら私もなりたいと思ったのを覚えています。
仕事にやりがいを感じる時
患者さんが自分自身の気持ちを話してくれた時です。透析患者さんの場合、週3回透析を行う必要があるので、時間をかけて長く付き合っていくことができます。そのため、患者さんの気持ちに寄り添える機会が多いと感じます。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
初めて長期で受け持たせて頂いた患者さんから、感謝の言葉をかけてもらった事です。約10ヶ月間受け持たせて頂きましたが、担当看護師が変更となる時期に挨拶した際、「寂しいね。よくしてもらって嬉しかった。ありがとう。また何かあったら言うかもしれない。」という言葉をかけてもらいました。その言葉で、患者さんとの信頼関係が築けていたと感じることができ、今後他の患者さんを受け持たせてもらうときにも、同じような言葉をかけてもらうことができるよう頑張ろうと思いました。
目指す将来像
忙しく余裕がないときでも笑顔で、患者さんの気持ちを明るくすることができる看護師になりたいです。今はまだまだですが、少しずつ自分が目指す将来像に近づけるよう頑張っていきたいです。
1日の主なスケジュール
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8:00-
9:00申し送り、機器準備、情報収集、受け持ちの透析開始準備
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9:00-
10:00透析開始作業
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10:00-
14:30透析管理、透析終了作業
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14:30-
16:30申し送り、看護記録、その他業務
看護師
手術部 看護師 M.H さん
配属2年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
学生時代は手術室のスタッフは患者さんとは手術中のみの関わりだと思っていましたが、実際には術前訪問や術後訪問を通して常に患者さんに寄り添い関わりを持っていると知りました。術前訪問を行い患者さんが手術に対してどのような思いで臨むのかを知ることで、麻酔導入までにどのような声かけを行っていくのか判断できるため、大事な関わりだと気づきました。また、自分の目で患者さんをみて皮膚の状態や関節可動域、体格などを確認し患者にとって安全・安楽な手術を進行出来るようにしていると学びました。
今年2年目となり全ての科の器械出し看護業務が出来るようになりました。器械出し看護師は各科の医師とのコミュニケーションも必要です。コミュニケーションを密に図ることで医師の考えていることを汲み取り正確な器械出しを行うことができます。また、器械は繊細なものも多く扱いは丁寧にすることが必要です。手術中に器械が不潔になった場合には再度洗浄・滅菌が必要となり、結果、手術時間が延長となります。迅速かつ正確な器械出しに十分に配慮することが必要であると気づきました。
この職種を選んだ理由、きっかけ
母が看護師として働いている姿を幼い頃から近くで見ており憧れていたからです。
また、病気で入院した際に看護師からの優しい声かけや気遣いを感じ、自分自身もそのような看護師になりたいと思いました。
仕事にやりがいを感じる時
自分の担当した患者さんが日々回復していったときです。
また、一日の目標を決めその日の手術に臨み、無事に手術が終了し自分の目標が達成できたときです。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
術前から患者さんと関わりを持ち手術を行うことで、術後に患者さんから「あなたが担当してくれてよかった」と言われたこと。
目指す将来像
誰からも頼られ、常に優しい声かけや心遣いのできる看護師になりたいです。また、どのような患者さんにも寄り添える看護師になりたいです。
1日の主なスケジュール
AM
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8:30-
9:00物品の片付け、各部屋の点検など
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9:00-
9:30物品の請求・補充など
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9:30-
10:00本日担当する患者の情報収集
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10:00-
10:30申し送り
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10:30-
12:00本日の手術の準備
PM
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13:00-
15:00手術につく
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15:00-
15:30手術で使用した物品の片付け
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15:30-
17:00翌日の手術準備
看護師
(急性期一般病棟)本館4階 看護師 K.I さん
配属2年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
私は別の病院で4年間の内科勤務後、一旦医療を離れエステティシャンとして接客や経営について7年学び、再び医療の現場に戻ってきました。整形外科、婦人科、産婦人科は初めての診療科でしたが、入院患者さんのほとんどが女性であるからか、働いている看護師、助産師の先輩方の雰囲気がとても柔らかく、いろいろ丁寧に教えていただけたので、働きやすそうな病棟だと思ったのが第一印象でした。
本館4階病棟は、女性の患者さんがほとんどです。年齢にもよりますが、婦人科疾患は女性特有のもので治療に対して不安がある方もいます。産婦人科に来られる方も、特に初産婦の方は不安いっぱいで、赤ちゃんのことなど質問されることも多いです。また、家庭で家事や子育て、孫の世話などの役割がある方は家庭の心配や他のご家族の心配、不安がある方もいます。この病棟で1年働かせていただいて感じたことは、女性特有の不安や悩みに寄り添うこと、何を求めているかを察知し、言葉や表情で安心感を与える看護がより大切なのではないかということです。
今後、様々なライフステージにいる方でも対応できるよう知識を深め、より厚みのある看護を提供していきたいと思います。
この職種を選んだ理由、きっかけ
小さい頃からおばあちゃん子で、施設にボランティアに行くのが好きでした。その頃は介護職と思っていましたが、親の勧めもあり看護師を選びました。
仕事にやりがいを感じる時
定番ですが、やはり「ありがとう」や「あんたでよかった」と言ってもらえたり、たくさんいる看護師の中で名前を覚えてもらえたりすることが嬉しいです。また、言えなかった不安や想いを話してもらえた時、心を通わす関わりが出来たのだとやりがいを感じます。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
日常の出来事をノートに書き留めている患者さんが、「あなたにだけちらっと見せてあげる」と言って見せてくださったページには、日付と私の名前と、その横に親切でいい人と書いてありました。別の日に同室の別の患者さんに「〇〇さんか!親切な人だって向かいの人が言ってたわ」と言われ、ありがたいと思ったと同時に、いいことも良くないこともこうして広まっていくんだと、改めて身が引き締まる出来事となりました。
目指す将来像
看護師になって良かったと、心から思い、患者さんのためにという気持ちでやりがいをもって働ける看護師を増やし、患者さんと看護師がともに笑顔になれる病院を作っていくことです。
1日の主なスケジュール
AM
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-8:30
患者の情報収集
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8:30-
8:40朝礼
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8:40-
9:00環境整備
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9:00-
11:30ADL状態に合わせた日常生活援助、バイタルサイン測定
フィジカルアセスメント、整形外科や婦人科の周手術期管理、点滴や抗生剤の施行 -
11:30-
12:30休憩
PM
-
12:30-
13:30休憩
-
-0:00
ADL状態に合わせて食事援助、与薬
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13:30-
16:30他職種とのカンファレンス、バイタルサイン測定、看護計画の立案や修正
医師の回診の介助、医師指示の確認、翌日患者スケジュールの把握 -
16:30-
17:00引き継ぎ
この他、入院患者対応、分娩時の介助を行っています。
看護師
(地域包括ケア病棟)本館4階 看護師 A.T さん
配属2年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
新人看護師として1年が経過しました。当院を選んだ理由は、専門科ではなく様々な病気を看護できる総合病院で働きたいと思ったからです。私が所属する地域包括ケア病棟では、様々な診療科の患者さんが入院しているので、いろんな疾患について勉強しなければ看護ができません。まだ知識が浅い私は実地指導者や先輩にその都度教えてもらい、看護を深めています。
入職して半年経った時、受け持ち患者さんの退院支援をしました。そこで、患者さんが安全安心して、治療するだけでなく患者本人と家族が望む場所に退院できる看護を行っていると学びました。
退院支援では患者さんの疾患やADL(※1)はもちろん、入院前の生活背景を知ることで本人・家族の希望に沿った退院先へ行くことが可能になること。私たち看護師は、患者さんの退院先に合わせて入浴や排泄動作、内服自己管理など出来るよう介入することで、徐々にADL向上し希望する場所に退院することが出来ました。リハビリテーションと連携したADL向上にむけた介入や、社会福祉士による個別性のあるサービスや施設選定を行い、多職種で連携することは退院後安全安心して生活できる重要な支援であると学びました。今後も患者さんと家族と共に多職種と連携しながら退院支援を行っていきたいです。
(※1)ADL:歩行、入浴など、日常生活で繰り返し行われる基本的な動作。
この職種を選んだ理由、きっかけ
人の役に立つ仕事に就きたいという気持ちと看護補助者の祖母の姿から看護師になりたいと思いました。
仕事にやりがいを感じる時
ケア後の患者さんからの「ありがとう」の言葉と笑顔。また、回復過程をたどり患者さんと家族が望む場所へ退院していく姿をみてやりがいを感じます。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
下腿大転子骨折した女性患者さんに手術後初めてシャワー介助をしたときのエピソードです。
介助前、患者さんは手術後であり久しぶりのシャワーに不安を感じていました。患者さんが、安全安心して入浴できるよう環境を整え、声かけや必要な部分を介助しました。シャワー浴後患者さんに「全然自分で出来なかったけど手伝ってくれてありがとう。久しぶりに入れて良かったわ。」と笑顔で言って頂きました。それがADL向上のきっかけとなり、歩行器歩行自立と入浴は本人のみで行えるようになりました。ADL向上のきっかけとなる看護の一つになれたのかなあ、と思いました。患者さんの安全安心、そして、ADL向上を提供する看護をしたい気持ちと患者さんの笑顔が見たい気持ちが高まりました。
目指す将来像
看護に伴う知識や技術はもちろん、患者さんと家族が安全安心して生活できるよう退院支援していきたいです。
1日の主なスケジュール
AM
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-8:30
情報収集・申し送り
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8:30-
9:00ショートカンファレンス
(転倒などインシデント(※2)について振り返り、具体的・個別性あるケアを考える。担当リハビリに相談する) -
9:00-
11:00環境整備:患者さんへの挨拶、ベッド周囲や部屋入り口の整理整頓
担当患者さんのバイタルサイン(※3)測定・観察・点滴管理・処置・検査出しや他科受診の送り出しや迎え -
11:30
12:30昼休憩
PM
-
13:30-
各種カンファレンス
(退院前カンファレンスでは患者さんや家族、在宅サービスなど
多職種と行っています。)
カンファレンス内容を看護計画に追加・修正する。 -
17:00
退勤
(※2)インシデント:診療・ケアにおいて本来あるべき姿から外れた事態や行為の発生。
(※3)バイタルサイン:脈拍、呼吸、体温など、人が「生きている」状態を示すしるし。
看護師
(急性期一般病棟)本館5階 看護師 M.I さん
配属2年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
本館5階病棟で働き1年が経過しました。本館5階病棟は外科、泌尿器科、整形外科、形成外科の混合病棟で、術前術後、終末期の看護、認知症高齢者の対応など多用な病棟です。分からない事や覚えることが多いですが、外科・整形外科等のチームごとに業務の見直し、マニュアルの整理などを行っており専門的な知識が学べます。現地指導者や先輩方からは優しく丁寧に教えていただき学びやすい環境にあります。
入職してからの経験の中で、手術後痛みを我慢している患者さんに鎮痛薬を提案し使用した時に「おかげで痛みも治まってよく眠れました」との言葉を聞くことができ、患者さんが苦痛や不安なく過ごせたことに嬉しさを感じました。また、手術後、順調に回復し早期に退院する患者さんや、整形外科でリハビリを重ねるごとに歩けるようになり、元気な姿の患者さんを見届ける事ができとてもやりがいを感じます。やりがいを感じている一方で、ターミナル期にある患者さんに今後どのようにしたいかと意向を聞けないまま入院4日後に亡くなられた患者さんがいました。急変する可能性がある患者さんとの関わりの難しさを感じ、今後の課題だと思っています。様々な状態にある患者さんの対応ができるようこれからも学び続け知識・経験を増やしていきたいです。
この職種を選んだ理由、きっかけ
幼い頃に入院した際、看護師がとても笑顔で接してくれ、点滴時には大丈夫だよと横にいてくれ嬉しかった経験から看護師を選びました。
仕事にやりがいを感じる時
「ありがとう」や「あなたが笑顔だと私も笑顔になる」と言ってもらえた時に嬉しくやりがいを感じます。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
元々人工肛門の管理を自分でしていた患者さんの状態が悪くなり、私が人工肛門の交換をすることになった時、患者さんから「これは違う。こうしてほしい。」と何度も指摘を受けながら何とか患者さんの納得のいく交換ができました。交換が終了した際には患者さんから「ごめんね。ありがとう。」と言われ、自分でしたいのにできないもどかしさを考えると、私たちが患者さんの要望を取り入れながら看護を行う事の大事さを強く感じました。
目指す将来像
臨機応変に対応し笑顔を通して信頼できる看護師を目指します。
1日の主なスケジュール
日勤
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-8:30
情報収集
-
8:30-
申し送り・各種カンファレンス
-
9:00-
環境整備・検温・ケア
退院・入院対応 -
11:30-
12:30昼休み
-
12:30
配膳・下膳
-
13:00-
検温・ケア
OPE出し・OPE準備
OPE迎え
検査介助 -
17:00
勤務終了
夜勤
(2交代制)
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16:30-
17:00申し送り
-
17:00-
21:00配膳・下膳 検温
-
21:00-
0:00ナースコール対応 おむつ交換
記録 -
0:00-
2:00昼休み
-
2:00-
4:00ナースコール対応 おむつ交換
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5:00-
排液・点滴更新
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6:00-
8:30検温 配膳・下膳
-
8:30-
9:00申し送り
看護師
(地域包括ケア病棟)本館6階 看護師 S.F さん
配属2年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
地域包括ケア病棟の本館6階に入職し2年が経ちました。働き始めて最初に感じたことは、とても学びの多い病棟だと思いました。まず様々な疾患の患者さんがいることです。事前学習なしでは看護は展開できませんし、同じ疾患だったとしても一人一人の患者さんに合わせて視点を変えながら看護する必要がありました。
入職後しばらくして退院支援の一環で患者さんの自宅環境を確認するための家屋訪問に行ったことがあります。私が同行させてもらった患者さんは自宅退院を希望していましたが、家族の協力はあまり得られないという状況でした。そのため自宅で患者さんが一人でも安全に生活できるよう環境を整える必要がありました。看護師として患者さんの状態を伝え、多職種で情報を共有しました。退院後どのような介護サービスや福祉用具が必要か。その時に看護師は入院中の患者さんの看護だけをしているのではないということに気づきました。その患者さんがその人らしく自分の場所で安全に楽しく過ごせるように、生活してきた場所へ帰れるようにするまでが看護だと知りました。それから私は入院してくる患者さんの疾患を知ることはもちろんですが、その人の”人となり”を知るように努力しています。入院しても患者さん、家族が希望した場所へ安心して帰れるような退院支援をしていきたいと思います。
この職種を選んだ理由、きっかけ
自分が病気をして不安だったときに寄り添ってくれた看護師の姿にあこがれを抱いたのがきっかけです。
仕事にやりがいを感じる時
患者さんに”ありがとう”と言われたときです。また患者さんが笑顔で元気に退院される姿を見た時です。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
初めて終末期の患者さんを受け持ったときのことです。その患者さんは無口でこちらの呼びかけにも無視をすることがある方でした。それでも私以外の先輩方も諦めず明るく毎日声をかけ続けてくれました。そのうちケア後にありがとうと言ってくれたり笑顔をみせてくれることがでてきました。少し関係が築けたかと思った矢先、状態が悪化してしまいました。ちょうどコロナの影響で東京にいた家族も面会に来ることができず、唯一金沢にいる妻も他病院で入院中のため来ることができませんでした。どうにか最期に家族と顔を合わせて話しをしてほしいと考えた結果、患者さんのお世話に入っている業者の仲介により、テレビ電話で通話できるよう調整しました。患者さんは弱った自分の姿を見せたくないという思いからかこの提案に消極的でしたが、いざテレビ電話をしてみると大粒の涙を流しながら家族と話していました。最期に画面越しでしたが患者さんは家族と会うことができました。涙を流している患者さんの顔は今でも忘れられません。また退院数日後に家族からお礼と共に「あの電話ができ私どもは救われました」との言葉をいただきました。終末期患者さんの最期に看護師としてどう関われるか考えることができたエピソードでした。
目指す将来像
患者さんの思いに寄り添える看護師になりたいです。またチームで協力して患者さんを支えていきたいです。
1日の主なスケジュール
日勤
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-8:30
情報収集
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8:30-
ミーティング・環境整備・カンファレンス・申し送り
-
9:00-
患者さんへ挨拶・検温・ケア・処置・点滴管理・退院対応・転棟、入院受け・オムツ交換・体位変換・清拭・洗髪・手足浴
-
11:30-
12:30休憩
-
12:10-
昼食配膳・与薬・下膳
-
13:00-
オムツ交換・体位変換・検温・カンファレンス・検査出し・状態確認対応・機械浴の実施・レクリレーションの支援
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16:00-
オムツ交換・申し送り・記録記入・ナースコール対応
-
17:00-
勤務終了
夜勤
-
16:30-
夕食後の内服薬の確認・経管栄養剤の準備・申し送り
-
17:00-
検温・血糖測定・ケア・処置・経管栄養注入
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18:10-
夕食配膳・与薬・下膳
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19:00-
点滴管理
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19:30-
休憩
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20:00-
眠前薬の与薬・患者状態確認・オムツ交換・体位変換
-
21:00-
消灯・翌朝の内服薬の確認・記録記入・ナースコール対応
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23:30
2:30オムツ交換・体位変換・患者状態確認
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5:00-
点滴更新・尿道留置カテーテルからの尿破棄
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6:00-
起床・オムツ交換・体位変換・洗面タオルの配布・採血・経管栄養の注入
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7:10-
朝食配膳・与薬・下膳
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8:30-
申し送り
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9:00
勤務終了
看護師
(急性期一般病棟)本館7階 看護師 M.K さん
配属3年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
本館7階病棟で看護師として働き、3年目となりました。本館7階は内科急性期病棟と特別室があり、内科以外にも様々な分野の疾患への対応が求められる職場だと思いました。疾患や処置の学習はもちろん、それらを踏まえた上で一人ひとりの患者さん合った看護を提供できるように学びの日々を送っています。先輩方は丁寧な指導だけでなく、いつでも相談に乗ってくださり、明るい雰囲気の病棟です。
勤務していく中で感じたことは、患者さんや家族が望む退院先への支援の大切さについてです。病棟の特色上、内科の疾患の患者さんが多く、疾患により入退院を繰り返す方が多数を占めるように思います。その中で、今までのように経口摂取ができなくなり他の栄養管理方法が必要な患者さん、疾患や長期入院によるADL(※1)低下や認知症の悪化で元の施設には戻れない患者さん、終末期で緩和ケアや看取りが必要な患者さん、退院後も特別な処置が必要であり家族や社会資源の協力が必要な患者さんなど、そのほかにも様々なケースの支援を必要とする患者さんがいます。疾患だけでなく、入院時から多方面でのアセスメント(※2)が必要であり、必要な医療や看護・介護の提供と患者・キーパーソンの望む生活のすり合わせや調整を行っていくことが大切だと思いました。そのためにも、多職種との合同退院支援カンファレンスに積極的に参加し、毎日の看護の中で少しでも患者さんのことを知ろうとする思いを忘れずに関わっていきたいです。知識と技術を深め、信頼される看護師となれるよう努力していきたいと思います。
(※1 ADL:歩行、入浴など、日常生活で繰り返し行われる基本的な動作)
(※2 アセスメント:問診や検査、患者さん自身や関係者への聞き取りなどで収集した情報を整理してまとめること。)
この職種を選んだ理由、きっかけ
父親が消防士であり、人命救助をする職業に憧れを抱いたことがきっかけです。
仕事にやりがいを感じる時
ケア後の患者さんの笑顔や「ありがとう」という言葉をいただいたとき、患者さんや家族が望む退院先に退院することの一助となれたときです。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
胃癌末期で入院された高齢女性の患者さんが、徐々に状態が悪くなりADLが低下する中、ケアのためそっと身体に触れると毎度「痛い、痛い……。もう嫌~……。」と呟かれていました。そのため、先輩方と相談し、除圧やケアの方法などを工夫して看護をしました。必要な処置と患者さんの安楽を保つケアとの兼ね合いやジレンマはこれからも続いていくと思いますが、一人ひとり、一場面ごとに最善の方法が実施できるよう悩み続けていきたいです。
目指す将来像
患者さんに安心・安全な医療を実施できるよう日々学び、患者さんの思いに寄り添っていきたいです。
1日の主なスケジュール
日勤
-
8:30-
9:00環境整備、点滴の確認と準備
-
9:00-
患者さんへの挨拶、検温、処置、点滴管理、清潔ケア、内服薬確認、入院・退院対応、転棟対応、検査出しなど
-
11:30-
12:30交代で休憩
-
12:30-
食事介助、与薬
-
13:00-
体位変換、検温、点滴管理、処置、機械浴介助、記録記入
-
14:30-
カンファレンス
-
15:00-
オムツ交換
-
15:30-
申し送り、記録記入、翌日の検査説明、ナースコール対応、点滴確認
-
17:00
勤務終了
夜勤
-
16:30-
17:00申し送り
-
17:00-
18:00検温、点滴管理、処置のお迎え、血糖測定、経管栄養
-
18:00-
配膳、インスリン注射、内服確認、食事介助
-
19:00-
検温、点滴管理
-
20:00-
オムツ交換、体位変換、眠前薬の投与、適宜休憩
-
21:00-
ラウンド、消灯、ナースコール対応、記録、点滴や内服確認、体位変換、緊急入院の対応
-
4:00-
オムツ交換、体位変換
-
5:00-
点滴更新、膀胱留置カテーテル内の尿やドレーン廃液の破棄、検温、採血・採尿検査、ナースコール対応
-
7:00-
配膳・下膳、食事介助、与薬
-
8:30-
申し送り
-
9:00
記録、勤務終了
看護師
(人工呼吸センター)東館4階 看護師 K.O さん
配属2年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
私は、東4階病棟で勤務して約1年半が経ちました。東4階病棟は、患者さん全員が人工呼吸器を装着しています。入院している患者さんは、心疾患や頚髄損傷・神経難病、脳疾患等、様々な経緯で呼吸器を装着しています。そのため、疾患についての学習や人工呼吸器の設定・管理方法などについて多々学習しなければなりません。
配属当初は、実地指導者や先輩看護師の指導・助言を受けながら、必死に学び、患者さんの特徴・特性を把握することで精一杯でした。また、日々の患者さんとの関わりや自己の行った看護について、その都度先輩方から頂いた助言より振り返り、患者さん一人一人の全身状態や性格、生活背景などについて把握することが出来ました。
東4階病棟では、医師や看護師、介護士、臨床工学技師など多職種で協力して、患者さんの安全・安楽の維持・向上に努めています。特に呼吸管理においては、定期的なレントゲン撮影及び採血、検温などを行い、医師の指示・助言のもと、多職種間で相談・検討しながら、各々の患者さんに合った効果的な排痰ケア・呼吸ケアを提供しています。
今後も、患者さんや家族が安全・安楽・安心して入院生活が過ごせるように看護ケアに努めていきたいです。
この職種を選んだ理由、きっかけ
両親が看護師だったため、幼い時から看護職という仕事に関心を抱いていました。
仕事にやりがいを感じる時
患者さんへの看護ケアを行い、笑顔や「ありがとう」と言われた時にやりがいを感じます。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
会話中、人工呼吸器装着状態の患者さんが、「これ(呼吸器)ついてるやん?うーん。つけて良かったんかな。どうなんだろうか」と自身の思いを打ち明けてくれました。私は、患者さんの背中をさすりながら、話を傾聴しました。この関わりを通して、看護師は患者の身体面だけでなく、精神面のケアも大切な事だと再認識させられました。
私は病棟で入院している患者さんの全体像・個別性を捉えた上で、一人一人の患者に寄り添い、よりよい看護を追求・提供していきたいです。
目指す将来像
患者さんとその家族、医療スタッフに信頼される看護師を目指します。
1日の主なスケジュール
AM
-
8:30
情報収集・薬や吸入、入浴受け等の準備
-
8:30-
11:30申し送り・検温・入浴受け・入浴介助・看護処置
-
11:30-
12:30昼休憩
PM
-
12:30-
16:00検温・看護処置・記録
-
16:00-
17:00医師・夜勤看護師への申し送り
看護師
(回復期リハ病棟)東館5階 看護師 T.T さん
配属2年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
浅ノ川総合病院に就職し東館5階病棟に配属されてから2年が経過しました。病棟は「回復期リハビリテーション病棟」で、主にリハビリテーション科と整形外科で、患者さんに合わせた日常生活機能訓練と自宅および社会復帰が円滑に進める退院支援を中心に行うところです。この病棟は、個人の状態に合わせた生活環境や療養先を選定していく必要があり、患者・家族だけではなく、リハビリ療法士や医療ソーシャルワーカー、ケアマネジャーなど他職種との連携が特に重要であることを学びました。
入職してから様々な患者さんを受け持ち、個人の取り巻く環境(キーパーソン、介護力、既往歴、経済状況など)すべてを総合的にアセスメント(※)し退院へ導いていくことはとても大変ですが、希望通り退院していく患者さんの嬉しそうな顔を見ると頑張って支援してよかったと思います。退院支援は大変で上手くいかないときもありますが、そんな時に他職種で情報を共有し患者さんと家族の意向をできる限り取り入れ、その人らしい生活を送ることができるように支援することを一番に考え対応していきたいと思っています。
(※ アセスメント:問診や検査、患者さん自身や関係者への聞き取りなどで収集した情報を整理してまとめること。)
この職種を選んだ理由、きっかけ
両親ともに介護の仕事をしており、幼い頃よく両親の職場に遊びに行っていました。その時に両親の働く姿を見て「私も人の役に立つ仕事がしたい!」と思い看護の道に進みました。
仕事にやりがいを感じる時
患者さんから「ありがとう」との感謝の言葉を頂いたときや、「あなたたちのおかげで元気になりました」の言葉とともに自分の足で歩いて退院する患者さんの姿を見たときにこの仕事を選んでよかったと感じます。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
脳出血で他病院から転院してきた患者さん。当初より状態が不安定で尿路感染や発熱、脱水症状があり、リハビリ訓練を行うにはしばらく治療が必要な状態でした。看護師2年目の夜勤にその患者さんの容態が急変し治療の甲斐なく亡くなられました。
入職してから患者さんの死に立ち会うのは初めてで、何から初めてよいかわからず、夜勤チーフに聞いて先輩看護師と協力し患者さんと家族に寄り添い、死後の処置を行いました。
このケースを通して、改めて入院している患者さんはどの人も急変するリスクがあるということを理解し日々の観察が大切であると実感しました。特に自分から意思を伝えることができない人にはより細かな観察とケアが必要であることを学びました。
目指す将来像
どのような時でも焦らず、常に冷静で私らしく笑顔で行動し、患者さんから信頼される看護師を目指します。
1日の主なスケジュール
日勤
-
8:30
棟内でのミーティング
-
8:40
排泄介助、ケア、検温実施
-
9:00
申し送り
-
9:30
処置ケア、入院受け入れ、入浴介助
-
11:00
配膳、食事介助、服薬介助
-
11:30-
12:30交代で休憩
-
12:30
下膳、口腔ケア、排泄介助
-
13:30
各種カンファレンス(リハビリ、退院支援、転倒・拘束・褥瘡など)
-
14:00
処置ケア、入浴介助
-
15:30-
16:00申し送り、記録、環境整備
-
16:30
排泄介助
-
17:00
勤務終了
夜勤
-
16:30
申し送り
-
17:00
バイタルチェック(検温、血圧測定、脈拍測定)、排泄介助
-
18:00
配膳、食事介助、服薬介助
-
19:00
下膳、口腔ケア、排泄介助
-
20:00
イブニングケア、服薬介助、排泄介助
-
21:00
消灯
-
21:00-
0:00病棟ラウンド、記録、排泄介助
-
0:00-
2:00交替で休憩
-
5:00
排泄回数・尿量測定
-
6:00
採血、バイタルチェック(検温、血圧測定、脈拍測定)、モーニングケア、排泄介助
-
7:00
配膳、食事介助、服薬介助
-
8:00
下膳、口腔ケア、排泄介助
-
9:00
夜勤終了
看護師
(急性期一般病棟)東館6階 看護師 M.K さん
配属3年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
急性期病棟の東館6階に入職し3年が経ちました。私が所属する病棟は脳神経外科・脳神経内科・耳鼻科・眼科・小児科の患者さんが入院される混合病棟です。当病棟の大きな特徴として、北信越で第一号に導入したガンマナイフや日本第一号に導入したノバリスによる定位放射線治療を受ける患者さんが、県内だけでなく県外からも多く入院されています。また、北陸唯一のてんかんセンターとして、てんかんの治療・検査を行う患者さんも多く入院しています。
当病棟では転移性脳腫瘍に対しガンマナイフ治療を受ける患者さんが多く、退院後はすぐに元の生活に戻ることができます。しかし、転移性脳腫瘍は状態変化が起こりやすく、原発巣の状況や全身の状態を十分に理解する必要があり、脳腫瘍によって引き起こされる症状が生活に対してどのような影響を及ぼすのかを考え看護することが大切であると気づきました。それから私は、患者さんが退院後も安心して過ごすことができるよう、入院初期から脳腫瘍患者の状態観察や具体的な看護のほか、専門性の持ったチームで関わり、病気に関する新しい情報や知識を取り入れ日々の看護の質向上に取り組んでいます。
この職種を選んだ理由、きっかけ
中学生の時、お見舞いに行った病院に看護師さんが優しく、キラキラとした表情で働く姿に憧れをもったことがきっかけです。
仕事にやりがいを感じる時
患者さんに「あなたのおかげで入院生活が安心して送れました、ありがとう」と言われた時です。また、機能障害などの後遺症が残る方であっても患者さんやご家族の期待に添える退院支援が行えた時です。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
脳腫瘍再発にて終末期となった患者さんを受け持ったときのことです。まだ小さいお子さんもいらっしゃる方でした。徐々に状態が悪化し終末期となった時は、新型コロナウイルス感染症が流行し面会を禁止している状況でした。
家族は県外で暮らしており、日々の様子を見たいとの希望がありました。私は、家族ケアのひとつとして1日1回はビデオを撮りご家族へ送るかテレビ電話ができるように調整をしました。このケアを行った時、患者さんの意識レベルは低下している状態でした。しかし、奥さんやお子さんの声が聞こえた時は反応があり、手を動かそうとする様子が見え、患者さん自身のケアにも繋がっているのだと気づきました。
唯一、短時間の面会が許された時、奥さんと話をする機会がありました。その時、奥さんから地元へ患者さんを連れて帰りたいという思いがあることを知りました。私は主治医や病棟スタッフ、MSWなどの他職種と地元に帰る方法を相談し、奥さんの希望もあり看護師の付きそいのもと、療養型の病院へ転院することが決定しました。
移送車には私が同乗し、転院先へお送りしました。その際地元へ着き一緒に帰ってくることができた家族の嬉しそうな姿、表情がすごく心に残っています。終末期の最期に看護師としてどのように関わることが患者さんや家族のためになるのか考えるきっかけとなるエピソードでした。
目指す将来像
患者さんはもちろん、患者さんと共に過ごしてきた家族の背景にも着目し、寄り添える看護師になりたいです。また、受け持ちの看護師だけでなくチーム、多職種で関わり、より質の高い看護を提供できる看護師になりたいです。
1日の主なスケジュール
AM
-
8:30
申し送り
-
9:00
環境整備、点滴準備
-
9:10
ショートカンファレンス、退院支援カンファレンス
-
10:00
検温、清潔ケア、体位変換、処置、手術前処置、検査へ送り出し
-
11:00
配薬準備、経管栄養準備
-
11:30
経管栄養実施、血糖測定
-
12:00
食事準備
-
12:20
配膳、食事介助、口腔ケア介助
PM
-
12:30
治療、検査へ送り出し(ガンマナイフ治療患者さん)、手術へ送り出し
-
13:00
排泄介助、体位変換、リハビリカンファレンス(週1回)
-
13:30
検温、清潔ケア
-
15:00
排泄介助、体位変換
-
16:00
重症患者検温
-
16:30
申し送り
看護師
(回復期リハ病棟)東館5階 看護師 T.T さん
配属2年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
浅ノ川総合病院に就職し東館5階病棟に配属されてから2年が経過しました。病棟は「回復期リハビリテーション病棟」で、主にリハビリテーション科と整形外科で、患者さんに合わせた日常生活機能訓練と自宅および社会復帰が円滑に進める退院支援を中心に行うところです。この病棟は、個人の状態に合わせた生活環境や療養先を選定していく必要があり、患者・家族だけではなく、リハビリ療法士や医療ソーシャルワーカー、ケアマネジャーなど他職種との連携が特に重要であることを学びました。
入職してから様々な患者さんを受け持ち、個人の取り巻く環境(キーパーソン、介護力、既往歴、経済状況など)すべてを総合的にアセスメント(※)し退院へ導いていくことはとても大変ですが、希望通り退院していく患者さんの嬉しそうな顔を見ると頑張って支援してよかったと思います。退院支援は大変で上手くいかないときもありますが、そんな時に他職種で情報を共有し患者さんと家族の意向をできる限り取り入れ、その人らしい生活を送ることができるように支援することを一番に考え対応していきたいと思っています。
(※ アセスメント:問診や検査、患者さん自身や関係者への聞き取りなどで収集した情報を整理してまとめること。)
この職種を選んだ理由、きっかけ
両親ともに介護の仕事をしており、幼い頃よく両親の職場に遊びに行っていました。その時に両親の働く姿を見て「私も人の役に立つ仕事がしたい!」と思い看護の道に進みました。
仕事にやりがいを感じる時
患者さんから「ありがとう」との感謝の言葉を頂いたときや、「あなたたちのおかげで元気になりました」の言葉とともに自分の足で歩いて退院する患者さんの姿を見たときにこの仕事を選んでよかったと感じます。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
脳出血で他病院から転院してきた患者さん。当初より状態が不安定で尿路感染や発熱、脱水症状があり、リハビリ訓練を行うにはしばらく治療が必要な状態でした。看護師2年目の夜勤にその患者さんの容態が急変し治療の甲斐なく亡くなられました。
入職してから患者さんの死に立ち会うのは初めてで、何から初めてよいかわからず、夜勤チーフに聞いて先輩看護師と協力し患者さんと家族に寄り添い、死後の処置を行いました。
このケースを通して、改めて入院している患者さんはどの人も急変するリスクがあるということを理解し日々の観察が大切であると実感しました。特に自分から意思を伝えることができない人にはより細かな観察とケアが必要であることを学びました。
目指す将来像
どのような時でも焦らず、常に冷静で私らしく笑顔で行動し、患者さんから信頼される看護師を目指します。
1日の主なスケジュール
日勤
-
8:30
棟内でのミーティング
-
8:40
排泄介助、ケア、検温実施
-
9:00
申し送り
-
9:30
処置ケア、入院受け入れ、入浴介助
-
11:00
配膳、食事介助、服薬介助
-
11:30-
12:30交代で休憩
-
12:30
下膳、口腔ケア、排泄介助
-
13:30
各種カンファレンス(リハビリ、退院支援、転倒・拘束・褥瘡など)
-
14:00
処置ケア、入浴介助
-
15:30-
16:00申し送り、記録、環境整備
-
16:30
排泄介助
-
17:00
勤務終了
夜勤
-
16:30
申し送り
-
17:00
バイタルチェック(検温、血圧測定、脈拍測定)、排泄介助
-
18:00
配膳、食事介助、服薬介助
-
19:00
下膳、口腔ケア、排泄介助
-
20:00
イブニングケア、服薬介助、排泄介助
-
21:00
消灯
-
21:00-
0:00病棟ラウンド、記録、排泄介助
-
0:00
2:00交替で休憩
-
5:00
排泄回数・尿量測定
-
6:00
採血、バイタルチェック(検温、血圧測定、脈拍測定)、モーニングケア、排泄介助
-
7:00
配膳、食事介助、服薬介助
-
8:00
下膳、口腔ケア、排泄介助
-
9:00
夜勤終了
看護師
(急性期一般病棟)東館6階 看護師 M.K さん
配属3年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
急性期病棟の東館6階に入職し3年が経ちました。私が所属する病棟は脳神経外科・脳神経内科・耳鼻科・眼科・小児科の患者さんが入院される混合病棟です。当病棟の大きな特徴として、北信越で第一号に導入したガンマナイフや日本第一号に導入したノバリスによる定位放射線治療を受ける患者さんが、県内だけでなく県外からも多く入院されています。また、北陸唯一のてんかんセンターとして、てんかんの治療・検査を行う患者さんも多く入院しています。
当病棟では転移性脳腫瘍に対しガンマナイフ治療を受ける患者さんが多く、退院後はすぐに元の生活に戻ることができます。しかし、転移性脳腫瘍は状態変化が起こりやすく、原発巣の状況や全身の状態を十分に理解する必要があり、脳腫瘍によって引き起こされる症状が生活に対してどのような影響を及ぼすのかを考え看護することが大切であると気づきました。それから私は、患者さんが退院後も安心して過ごすことができるよう、入院初期から脳腫瘍患者の状態観察や具体的な看護のほか、専門性の持ったチームで関わり、病気に関する新しい情報や知識を取り入れ日々の看護の質向上に取り組んでいます。
この職種を選んだ理由、きっかけ
中学生の時、お見舞いに行った病院に看護師さんが優しく、キラキラとした表情で働く姿に憧れをもったことがきっかけです。
仕事にやりがいを感じる時
患者さんに「あなたのおかげで入院生活が安心して送れました、ありがとう」と言われた時です。また、機能障害などの後遺症が残る方であっても患者さんやご家族の期待に添える退院支援が行えた時です。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
脳腫瘍再発にて終末期となった患者さんを受け持ったときのことです。まだ小さいお子さんもいらっしゃる方でした。徐々に状態が悪化し終末期となった時は、新型コロナウイルス感染症が流行し面会を禁止している状況でした。
家族は県外で暮らしており、日々の様子を見たいとの希望がありました。私は、家族ケアのひとつとして1日1回はビデオを撮りご家族へ送るかテレビ電話ができるように調整をしました。このケアを行った時、患者さんの意識レベルは低下している状態でした。しかし、奥さんやお子さんの声が聞こえた時は反応があり、手を動かそうとする様子が見え、患者さん自身のケアにも繋がっているのだと気づきました。
唯一、短時間の面会が許された時、奥さんと話をする機会がありました。その時、奥さんから地元へ患者さんを連れて帰りたいという思いがあることを知りました。私は主治医や病棟スタッフ、MSWなどの他職種と地元に帰る方法を相談し、奥さんの希望もあり看護師の付きそいのもと、療養型の病院へ転院することが決定しました。
移送車には私が同乗し、転院先へお送りしました。その際地元へ着き一緒に帰ってくることができた家族の嬉しそうな姿、表情がすごく心に残っています。終末期の最期に看護師としてどのように関わることが患者さんや家族のためになるのか考えるきっかけとなるエピソードでした。
目指す将来像
患者さんはもちろん、患者さんと共に過ごしてきた家族の背景にも着目し、寄り添える看護師になりたいです。また、受け持ちの看護師だけでなくチーム、多職種で関わり、より質の高い看護を提供できる看護師になりたいです。
1日の主なスケジュール
AM
-
8:30
申し送り
-
9:00
環境整備、点滴準備
-
9:10
ショートカンファレンス、退院支援カンファレンス
-
10:00
検温、清潔ケア、体位変換、処置、手術前処置、検査へ送り出し
-
11:00
配薬準備、経管栄養準備
-
11:30
経管栄養実施、血糖測定
-
12:00
食事準備
-
12:20
配膳、食事介助、口腔ケア介助
PM
-
12:30
治療、検査へ送り出し(ガンマナイフ治療患者さん)、手術へ送り出し
-
13:00
排泄介助、体位変換、リハビリカンファレンス(週1回)
-
13:30
検温、清潔ケア
-
15:00
排泄介助、体位変換
-
16:00
重症患者検温
-
16:30
申し送り
看護師
(急性期一般病棟)東館7階 看護師 H.S さん
配属3年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
東館7階病棟で働き3年目となりました。東館7階病棟は内科、腎臓内科をはじめとした急性期患者を主に、糖尿病患者や透析患者などの教育入院の指導も行っています。この他に、緊急入院の受け入れや急性期からの退院支援を行ったり、手術適応ではないと判断された終末期の患者さんなども看護しています。毎日忙しい日々ではありますが、先輩と後輩の仲は良く、どんなに忙しくても協力し仕事に取り組んでいる病棟だと感じています。
3年間働いて気づいたことは、看護師として疾患に対する看護を行うことはもちろんですが、患者さんが入院している時だけではなく、退院後の生活までをも想定し、看護していかなければならないことです。急性期の早い段階から介入し、患者さんの生活を整えることが退院後の生活を左右するため、早期に多職種との関わりが大切であると気づきました。
看護師として様々な役割を果たさなければなりませんが、患者さんの生活の場が整い、元気に退院される姿を見るとやりがいを感じます。今後も看護師として広い視野で患者さんを支援していきたいです。
この職種を選んだ理由、きっかけ
幼い頃から病院へ行く機会があり、自分も人のために働く仕事がしたいと思い看護師を目指しました。
仕事にやりがいを感じる時
患者さんが日に日に病状が改善し、急性期医療から脱したときです。多職種で協力し、自分の看護が患者さんの一助になれたと考えると、とてもやりがいを感じます。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
入職して1年目、出来ないことも多く、忙しい日々の中で自分がしたい看護が思うように出来ず、葛藤し悩んでいた時期がありました。ある患者さんのケアを通して関わっていく中で、患者さんから「あんたのことは死んでも忘れん、ありがとう。」と話してくれたことがありました。当時の私にはその言葉にとても励まされ、自分の看護は無駄ではなかったのだと気づかされました。小さなことでも喜んでくれたその患者さんは亡くなりましたが、今でも私にとってその言葉は一生忘れることが出来ません。
その患者さんに恥じないよう初心を忘れずに一生懸命看護をしていきたいです。
目指す将来像
患者さんや家族、多職種からも信頼される看護師になりたいです。
1日の主なスケジュール
日勤
-
8:30-
申し送り、1週間カンファレンス
-
9:00-
環境整備、点滴確認、清潔ケア
-
10:00
検温、検査へ送り出し
-
11:00
退院・転棟対応
-
12:00
配膳、食事介助
-
12:30-
13:30休憩
-
13:30-
曜日ごとに各種カンファレンスの実施
(退院支援カンファレンス、褥瘡・転倒カンファレンス、緩和カンファレンスなど)
カンファレンス終了後にオムツ交換 -
14:00
検温、体外衝撃波結石破砕治療、膵臓・胆嚢系の造影検査、
中心静脈カテーテル挿入など処置介助
緊急入院の受け入れ、糖尿病患者・透析患者への教育 -
15:30
オムツ交換
-
16:00-
申し送り、看護記録
-
17:00
勤務終了
看護師
(療養病棟)西館3階 看護師 K.K さん
配属1年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
私は急性期病棟で10年以上勤務して、今年の8月に療養病棟に異動となりました。今までは、患者さんの治療が最優先され、診療の補助・医療的ケアなどの看護に追われ多忙でしたが、患者さんの退院する姿や笑顔に励まされ看護の喜びや達成感を実感できました。療養病棟は、日常生活援助が主となり今まで行ってきた看護との違いに戸惑いを感じました。業務は、日々同じ看護援助を繰り返して行っているだけで、どこに看護があるのだろうと考えさせられました。日々業務している中で、自分は看護を行っているのか、”看護とは何か”と自問自答していました。自ら苦痛など訴える事が出来ない患者さんがいる中で、スタッフを通して看護する時の看護師の“気づき”が重要である事を改めて認識しました。疾患を抱えながら、日常生活を送る中で何が不足しているのか、苦痛を最小限にするためには何をしなければいけないのかを、詳細な目で観察・分析することの気づきが必要でした。看護には患者の生活を整えて自然治癒力の発動を助ける役割がありました。看護の原点に戻るきっかけができ、今後は生活の場である人を捉えて、スタッフと共に患者1人1人に合った看護を提供していきたいと思います。
この職種を選んだ理由、きっかけ
中学生の時、お見舞いに行った病院に看護師さんが優しく、キラキラとした表情で働く姿に憧れをもったことがきっかけです。
仕事にやりがいを感じる時
患者さんに「あなたのおかげで入院生活が安心して送れました、ありがとう」と言われた時です。また、機能障害などの後遺症が残る方であっても患者さんやご家族の期待に添える退院支援が行えた時です。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
脳腫瘍再発にて終末期となった患者さんを受け持ったときのことです。まだ小さいお子さんもいらっしゃる方でした。徐々に状態が悪化し終末期となった時は、新型コロナウイルス感染症が流行し面会を禁止している状況でした。
家族は県外で暮らしており、日々の様子を見たいとの希望がありました。私は、家族ケアのひとつとして1日1回はビデオを撮りご家族へ送るかテレビ電話ができるように調整をしました。このケアを行った時、患者さんの意識レベルは低下している状態でした。しかし、奥さんやお子さんの声が聞こえた時は反応があり、手を動かそうとする様子が見え、患者さん自身のケアにも繋がっているのだと気づきました。
唯一、短時間の面会が許された時、奥さんと話をする機会がありました。その時、奥さんから地元へ患者さんを連れて帰りたいという思いがあることを知りました。私は主治医や病棟スタッフ、MSWなどの他職種と地元に帰る方法を相談し、奥さんの希望もあり看護師の付きそいのもと、療養型の病院へ転院することが決定しました。
移送車には私が同乗し、転院先へお送りしました。その際地元へ着き一緒に帰ってくることができた家族の嬉しそうな姿、表情がすごく心に残っています。終末期の最期に看護師としてどのように関わることが患者さんや家族のためになるのか考えるきっかけとなるエピソードでした。
目指す将来像
患者さんはもちろん、患者さんと共に過ごしてきた家族の背景にも着目し、寄り添える看護師になりたいです。また、受け持ちの看護師だけでなくチーム、多職種で関わり、より質の高い看護を提供できる看護師になりたいです。
1日の主なスケジュール
AM
-
8:30
申し送り
-
9:00
環境整備、点滴準備
-
9:10
ショートカンファレンス、退院支援カンファレンス
-
10:00
検温、清潔ケア、体位変換、処置、手術前処置、検査へ送り出し
-
11:00
配薬準備、経管栄養準備
-
11:30
経管栄養実施、血糖測定
-
12:00
食事準備
-
12:20
配膳、食事介助、口腔ケア介助
PM
-
12:30
治療、検査へ送り出し(ガンマナイフ治療患者さん)、手術へ送り出し
-
13:00
排泄介助、体位変換、リハビリカンファレンス(週1回)
-
13:30
検温、清潔ケア
-
15:00
排泄介助、体位変換
-
16:00
重症患者検温
-
16:30
申し送り
看護師
(療養病棟)西館5階 看護師 Y.T さん
配属3年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
浅ノ川総合病院に入職してから3年が経ちました。私が所属する医療療養病棟では、急性期の治療を終えても引き続き医療の必要性が高く、病院での療養が継続的に必要な患者さんが入院されています。中心静脈栄養、酸素療法、透析療法を行う患者さんや1日に複数回の喀痰吸引が必要な患者さんが多いため、急激な状態変化が起こる可能性が高いです。そのため、日々の患者さんの状態への“気づき”が大切です。患者さんの表情や小さな変化に気づき、チームで共有していくことが必要になってきます。
療養病棟に配属した当初、スタッフと患者さんとの距離感が近く、親しみを持って看護していると感じました。長期入院のため生活に刺激の少ない患者さんと関わる中で、細やかな看護やケアが必要だと思いました。家に帰りたくても帰ることが難しい患者さんと関わっていくことで、どのような看護がその患者さんに合っているのか、考慮していくことの連続です。患者さんはもちろん、患者さんのご家族の背景にも着目し、その人に合った看護を提供していきたいです。
この職種を選んだ理由、きっかけ
入院している家族に面会した際、テキパキ働き、患者さんに優しく接している姿に憧れ、看護師になろうと思いました。
仕事にやりがいを感じる時
患者さんから「ありがとう。楽になったわ」と感謝の言葉を頂いたときにやりがいを感じます。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
新型コロナウイルス感染症が流行しており、ご家族との面会ができない状況が続いています。終末期の患者さんで状態変化に伴い、ご家族が来院された際、「久しぶりに顔がみられて良かった」と話され、患者さんを呼びかけるように話しかけていました。その姿を見て、なかなか面会できず、患者さんの様子がわからない状況で不安に思っているご家族が多いと感じました。苦痛のない範囲で可能である場合は患者さんとご家族との電話のセッティングを行ったり、スタッフから電話で患者さんの状態をお伝えすることで安心して病院に家族を預けられることに繋がると思いました。患者さんだけではなく家族ケアを行うことも看護の一つだと思いました。
目指す将来像
患者さんにより良い療養生活を送っていただくために、多職種で情報を共有し個々に合わせた看護を提供していきたいです。
1日の主なスケジュール
AM
-
8:30
申し送り
-
8:45
清潔ケア、体位変換
-
9:00
透析センターへ送り出し
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9:30
検温、点滴実施
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10:00
喀痰吸引、経管栄養
-
11:30
血糖測定、配膳、食事介助
PM
-
12:30
体位変換、吸痰、吸入
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13:00
透析センターからお迎え
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14:00
血糖測定
-
14:30
オムツ交換、体位変換
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15:00
検温
-
15:30
喀痰吸引、経管栄養
-
16:00
申し送り
-
16:30
環境整備
看護師
訪問看護ステーション 看護師 T.M さん
配属2年目
今の部署で働いてみて気づいたこと、感じたこと
訪問看護では病棟勤務での経験やスキルは十分に活かせていますが、利用者の自宅等に1人で訪問するため、ケアで悩んだ時は病棟のように相談するスタッフがいません。また、医療機器や検査をして画像や数値という客観的データで判断が出来ないため、フィジカルアセスメント(※1)の重要性を痛感しています。
在宅では病院と違い限られた物や環境でのケアが求められます。例えば、家族に体位変換(※2)や除圧等の方法は説明しますが、体位変換を終日、2、3時間毎にして下さいとは指導はしません。家族は日常生活を営みながら介護をしている為、疲労度や家族が出来るケア能力を考慮し指導します。利用者や家族の能力を見極めるスキル、限られた環境で工夫し柔軟性のあるケア力を高めていきたいと思っています。
当ステーションは朝や午後の情報共有の時間以外にも利用者やその家族の話題が会話の中心で悩みが相談しやすく、より良いケアがしたいと看護師、リハビリスタッフで話し合っています。そのような風土で働ける事がモチベーションの維持に繋がっています。
あさのがわ訪問リハビリ・訪問看護ステーションを利用して良かったと思ってもらえるように頑張っていきたいと思います。
(※1)フィジカルアセスメント:問診・視診等で患者さんの身体の状態を観察したり評価したりすること。
(※2)体位変換:ベッドなどと接触しているために体重で圧迫されている身体の部位を、姿勢などを変えることによって移動させること
この職種を選んだ理由、きっかけ
緩和ケアの研修に参加した時に、訪問看護師が活き活きと訪問看護が楽しいと話していた事で訪問看護に興味を持ちました。
緩和ケアやがん看護のスキルアップの為に学習し経験をしていく中で、現状の医療システムでは在院日数が短くなり、疼痛コントロールや化学療法の有害事象に対して在宅でフォローしてもらえる医療者がいたら安心して患者や家族に退院してもらえると思っていました。在宅ケアの重要性を実感し在宅を支える訪問看護師になりたいと本格的に考えるようになりました。
仕事にやりがいを感じる時
病棟と違い、訪問している時間は利用者と家族の為だけに使える事や、自宅でケアするので利用者や家族と距離感が近くなったと思える時です。
また、訪問看護ステーションは訪問をやりたいと集まってきたスタッフなので、少しずつ考え方は違いますが向いている方向は一緒だと思える事です。
患者さんとの関わりで印象に残っているエピソード
がんで独居の利用者の看取りを経験しました。独身、遠方の出身で家族とは疎遠の為、サポートする人がいませんでした。ほぼ布団上の生活でしたがトイレや簡単な調理、入浴はできていました。訪問診療を受け、買い物や掃除等のサービスをヘルパーがサポート、看護師は心身の状態の観察と症状緩和を主に介入していました。鎮痛剤の副作用で薬の自己中断を繰り返し症状緩和が難しく、医師や薬剤師、看護師をなかなか信頼してもらえませんでした。不安や不満等の負の感情を訴えると穏やかな表情になり自身の人生を語り、心を開いてくれたと感じても、次の訪問時には直ぐに帰って欲しいという態度を示されることもありました。
訪問時に浴槽内で意識消失しているという事もありました。氷しか食べられず、トイレまで動けなくなった状態で緊急訪問の連絡があり、結果、訪問中に心肺停止となりました。利用者は施設入所や入院した方が良いのではと揺れている時もありましたが、亡くなった後に着る服も整えてあり、どのような思いで準備をしたのだろうかと思うと切なくなりました。
状態が悪化した際には訪問回数を増やす提案をしていましたが、受け入れられませんでした。他者に頼ることが少なく自律して生きてきた人なのだと理解できましたが、担当看護師を中心にスタッフみんなで悩みながらケアしていました。しかし振り返ると、その人はステーションでの話題の中心でスタッフみんなが気にかけていたのです。そして気にかけていたのはケアマネジャーやヘルパーも同様で、頻繁に連絡を取りながらサポートしていました。
家族がいなくても気にかけてくれる人がいることで在宅でも看取りは実現出来るのだと実感しています。「病院」で、「在宅」でと決めつけるのではなく、その人が居場所のあると思える場の提供を整えていけたらと思います。
目指す将来像
在宅緩和ケアが強みのステーションに成長を目指したいです。
1日の主なスケジュール
AM
-
8:30-
8:45利用者の情報共有やケアについての話し合い
-
9:00-
10:00訪問
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10:30-
11:30訪問
-
12:00
ステーションに戻り記録、午前の訪問の報告
-
12:30-
13:30休憩
PM
-
14:00-
14:30訪問
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15:00-
16:00訪問
-
16:15
ステーションに戻り記録、午後の報告
*移動の合間にスマートフォンで記録をすることもあり