透析センター 看護師 M.Hさん(配属2年目)
透析センターに入職し、約2年が経ちました。透析センターでは、主に腎炎や急性腎障害、糖尿病性腎症、腎硬化症、多発性嚢胞腎などが原因となって引き起こされる慢性腎不全により、維持透析が必要となった方の治療を行っています。また、患者さんに応じて透析方法も変えており、患者さんの状態に合わせた治療の提供も行っています。
透析を開始するときや終了するときには時間に追われ、慌ただしい時もありますが、スタッフ間で協力し助け合いながら日々業務を行っているので、とても働きやすい環境だと感じています。また、業務中に困った事があっても先輩看護師に相談しやすく、相談するとすぐにアドバイスを頂くことができます。そのため、自分の行動を振り返ることができ、次の機会に生かせることが多く、学びがたくさんあります。
透析センターで働き気づいた事は、患者さんが自宅での自己管理を継続できるよう支援することで安全・安楽な透析治療を提供できるということです。患者さんの自己管理が不良だと、透析時に通常通りの看護を行っても、患者さんにとっては苦痛を感じる透析となってしまいます。そのため、患者さん一人一人のライフスタイルを考慮したうえで、思いや考えを聞き、無理のない範囲での水分・食事管理を提案していきたいです。また、患者さんの体調や症状だけでなく、身体所見や血液データ、レントゲンや内服薬など様々な情報を分析し患者さんの状態を適切にアセスメントできるよう努力していきたいです。
8:00 ~ 9:00 申し送り、機器準備、情報収集、受け持ちの透析開始準備
9:00 ~ 10:00 透析開始作業
10:00 ~ 14:30 透析管理、透析終了作業
14:30 ~ 16:30 申し送り、看護記録、その他業務
看護師という職業を一番初めに意識し始めたきっかけは、姉が看護師を目指していることを知ったときです。昔から姉の影響を強く受けていたので、姉が看護師になるなら私もなりたいと思ったのを覚えています。
患者さんが自分自身の気持ちを話してくれた時です。透析患者さんの場合、週3回透析を行う必要があるので、時間をかけて長く付き合っていくことができます。そのため、患者さんの気持ちに寄り添える機会が多いと感じます。
初めて長期で受け持たせて頂いた患者さんから、感謝の言葉をかけてもらった事です。約10ヶ月間受け持たせて頂きましたが、担当看護師が変更となる時期に挨拶した際、「寂しいね。よくしてもらって嬉しかった。ありがとう。また何かあったら言うかもしれない。」という言葉をかけてもらいました。その言葉で、患者さんとの信頼関係が築けていたと感じることができ、今後他の患者さんを受け持たせてもらうときにも、同じような言葉をかけてもらうことができるよう頑張ろうと思いました。
忙しく余裕がないときでも笑顔で、患者さんの気持ちを明るくすることができる看護師になりたいです。今はまだまだですが、少しずつ自分が目指す将来像に近づけるよう頑張っていきたいです。