現場スタッフの声
リハビリテーションセンター 理学療法士 S.Nさん(配属3年目)(訪問看護ステーション配属1年目)
理学療法士として働いて気づいたことは、退院支援を進める上で、他職種と情報共有・連携することはとても大切だということです。例えば、退院に向けて必要な動作をリハビリの場で獲得できても、病棟へ正確に情報共有できていないため、リハビリで獲得できている動作でも看護師や介護士が介助していたことや患者さんが看護師に依存して介助してもらっていることがありました。実際に働くまではリハビリでの場面のことしか考えていませんでした。リハビリの場ではできている動作でも、入院中や退院をふまえたリハビリを実践していかなければ獲得することは難しいと分かりました。このようなギャップを少なくするために、リハビリ目標を立てどんなリハビリをしていくのかだけでなく、どのような声かけや介助をすれば動作ができるかなどを看護師や介護士と連携して取り組むこと、退院する時は家族やケアマネジャーと情報共有することが大切だと思いました。
また、当院は同じ敷地内に訪問看護ステーションがあり、自宅退院された後どんなことを想定して、退院支援していけば良いのかを相談できるというメリットがあります。自宅退院後の患者さんがどのような生活をされているのかを知っているスタッフに相談できる場所があることは当院の強みであり、情報を活かして他職種と情報共有・連携することは大切なことだと分かりました。
8:30 ~ 8:40 全体ミーティング、部門ミーティング
8:40 ~ 12:10 午前の訪問予定確認・準備、訪問開始
12:10 ~ 記録、申し送り
12:15 ~ 昼休み
13:10 ~ 16:10 午後の訪問予定確認・準備、訪問開始
16:15 ~ 17:00 記録、申し送り
17:00 ~ 片付け
私が小学生の時、スポーツ中の怪我でリハビリを経験し、無事にスポーツへ復帰することができました。その時は直接療法士と関わることはありませんでしたが、母から理学療法士という職業があるということを聞き、私と同じように怪我をした人が社会復帰するためのお手伝いをしたいと思ったことがきっかけの1つです。
入院されてきた時には、思うように動けなかった患者さんがリハビリ続け、患者さんがしたいことをできるようになり、良くなったことを実感され明るい表情になられた時にやりがいを感じています。
就職してから二年目の時に担当させて頂いた患者さんで、当院へ転院された時には一人で立ち上がることも不安定でしたが、退院する時には旦那さんの見守りのもと杖で歩けるまでになりました。また、退院した後、御自宅にうかがう機会があり、旦那さんとともに元気に過ごされていることを嬉しく思いました。
私自身初めて経験することが多く、先輩達に多くの助言やご指導を頂きながら、自身の成長も実感できたと印象に残っています。
どこの部署に配属されても役に立てるような人材になっていたいです。また、患者さんの体の状態だけでなく社会的な背景を把握しながらリハビリを提供し、看護師やソーシャルワーカーと連携して患者さんにとってよりよい環境で退院支援できるような理学療法士になりたいです。