(急性期一般病棟)本館4階 看護師 K.Iさん(配属2年目)
私は別の病院で4年間の内科勤務後、一旦医療を離れエステティシャンとして接客や経営について7年学び、再び医療の現場に戻ってきました。整形外科、婦人科、産婦人科は初めての診療科でしたが、入院患者さんのほとんどが女性であるからか、働いている看護師、助産師の先輩方の雰囲気がとても柔らかく、いろいろ丁寧に教えていただけたので、働きやすそうな病棟だと思ったのが第一印象でした。
本館4階病棟は、女性の患者さんがほとんどです。年齢にもよりますが、婦人科疾患は女性特有のもので治療に対して不安がある方もいます。産婦人科に来られる方も、特に初産婦の方は不安いっぱいで、赤ちゃんのことなど質問されることも多いです。また、家庭で家事や子育て、孫の世話などの役割がある方は家庭の心配や他のご家族の心配、不安がある方もいます。この病棟で1年働かせていただいて感じたことは、女性特有の不安や悩みに寄り添うこと、何を求めているかを察知し、言葉や表情で安心感を与える看護がより大切なのではないかということです。
今後、様々なライフステージにいる方でも対応できるよう知識を深め、より厚みのある看護を提供していきたいと思います。
~ 8:30 患者の情報収集
8:30 ~ 8:40 朝礼
8:40 ~ 9:00 環境整備
9:00 ~ 11:30 ADL状態に合わせた日常生活援助、バイタルサイン測定
フィジカルアセスメント、整形外科や婦人科の周手術期管理、
点滴や抗生剤の施行
11:30 ~ 12:30 休憩
12:30 ~ 13:30 ADL状態に合わせて食事援助、与薬
13:30 ~ 16:30 他職種とのカンファレンス、バイタルサイン測定、看護計画の立案や修正
医師の回診の介助、医師指示の確認、翌日患者スケジュールの把握
16:30 ~ 17:00 引き継ぎ
この他、入院患者対応、分娩時の介助を行っています。
小さい頃からおばあちゃん子で、施設にボランティアに行くのが好きでした。その頃は介護職と思っていましたが、親の勧めもあり看護師を選びました。
定番ですが、やはり「ありがとう」や「あんたでよかった」と言ってもらえたり、たくさんいる看護師の中で名前を覚えてもらえたりすることが嬉しいです。また、言えなかった不安や想いを話してもらえた時、心を通わす関わりが出来たのだとやりがいを感じます。
日常の出来事をノートに書き留めている患者さんが、「あなたにだけちらっと見せてあげる」と言って見せてくださったページには、日付と私の名前と、その横に親切でいい人と書いてありました。別の日に同室の別の患者さんに「〇〇さんか!親切な人だって向かいの人が言ってたわ」と言われ、ありがたいと思ったと同時に、いいことも良くないこともこうして広まっていくんだと、改めて身が引き締まる出来事となりました。
看護師になって良かったと、心から思い、患者さんのためにという気持ちでやりがいをもって働ける看護師を増やし、患者さんと看護師がともに笑顔になれる病院を作っていくことです。